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｢おつかれさまです｣
｢おはよーございます！｣
遅れてゆっちと山田くんが登場。
早速回しますか！とマスクを取った二宮くん。
頬が若干赤い。
けど、いっつも血色が悪い二宮くんには丁度よいもので。
｢こっち準備っ、、けほげほっげほっ、、、んんっ、。けほけほっ｣
カメラをセッティングして、準備完了と言いかけた二宮くん。
急に胸をおさえて咳き込み出す。
｢ニノさんだいじょぶですか？｣
｢飲み物水でいいですよね？｣
流すにも流せない咳き込み方で、山田くんとゆっちが心配そうに声をかける。
すると、
｢ごめんごめん、この部屋乾燥しててさ〜｣
なんて平気そうな顔して笑う二宮くん。
何も声を掛けてあげられなかった僕は表情も変えられないくらいカッチンコッチン。
だって、喘息の発作がついにみんなの前で出てしまうかもと思ったからね。
ドクドクと速く脈打つ胸をそっと撫でる。
やっと落ち着きかけてきた鼓動だったけど、一瞬辛そうな表情をして咳払いをした二宮くんのせいで、元通り。
点滴してもらうほどの腰痛だってあるわけだし、今日は気をつけて看てないとだな。
｢お先、失礼します｣
｢おつかれさーでしたー｣
このあとも仕事がある山田くんとゆっちは早足ででていく。
思ってた以上に口数が少なかった二宮くんは、今や真っ赤な顔して椅子に突っ伏してる。
｢うぅぅぅぅ、、けほけほ｣
唸って咳してだるそうな二宮くん。
ここまで弱ってるのを見ると、、、あれ、まって、二宮くんはどんな状況でも弱みを見せない人。
もしかして、俺も帰ったんだと思ってこんな感じなのか？
だとしたらこんな姿を見られたと知ったら物凄く気を使ってしまうに違いない。
抜き足差し足忍び足で自動販売機まで逃げてくる俺。
｢ふうま？おつかれ！｣
｢おぉぉ、潤くん、お疲れ様です！この前はありがとうございました！｣
｢いいのいいの。あ、もしかしてこれからジャにのの撮影？｣
｢ちょうど終わったんですよ！｣
嵐ファンなら誰でも分かる、あのドリル。
ものすごい音を出してるから、言葉が聞き取りにくいんだけど、何とか頑張って耳を澄ます。そして大声で喋る。
｢お前声でかい笑｣
｢ああっ、すみません！また今度遊びに行きたいです！よろしくお願いします！｣
｢いつでも来いよ！じゃ、おつかれ〜｣
天使のような笑顔を見せて、地獄のような音を立てたドリルとともに去っていく潤くん。
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賞味期限(プロフ) - ごてんさん» コメントを頂いてたの、今気付きました🙏🏻リクエスト絶賛募集中なので大歓迎ですよ！早速書かせて頂きますね！ (2022年11月1日 17時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ごてん - このシリーズや他のシリーズも楽しく拝見させていただいてます。リクエスト募集なしだったら申し訳ないですが、嵐メンバーが出てくるお話がみたいな〜なんて思ってます。 (2022年10月10日 0時) (レス) id: bc183357d8 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - しほほんさん» 大変長らくお待たせいたしました！ (2022年10月9日 22時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
しほほん(プロフ) - 更新待ってます (2022年9月6日 17時) (レス) id: 712931ffc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年8月23日 21時
