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嵐「あれ、今日は描かないんですか？」
おれらが来るまで描いていた空の絵を描き終えたのか先輩は画材を片付け始めた。
それを見た嵐山はキョトンとした顔で聞いた。
A「……うん、それともう一つ。」
嫌な予感がした。
否、嫌な予感はしていた。
先輩の綺麗な瞳が黒く濁んで見えた。
A「もう、来なくていいよ。」
迅/嵐「え？」
A「あなた達を描けない。」
そう言うと先輩は教室の扉に手をかける。
迅「…っなんで！」
A「……ミえないから。」
先輩は振り返らずに、
A「あなた達は、
隣でオロオロしてる嵐山が視界に写る。
迅「
視えたのは先輩のいない
迅「…っなんで視えんだよ…、」
先輩がいることで視えなかった未来はこんなにも簡単に写し出され、それはもうその人が自分に関わらないことを意味していた。
.
※すっ飛ばしてきます。
続く
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作者名：か め。 | 作成日時：2021年6月22日 0時
