ありがとう言葉 ページ16
「…」
警察は俺を建物の中に連れ込む
警察「ここに入れ」
かなり汚れていた鉄格子で中が見える牢屋だった
「警察さんよぉ〜俺はいつ処刑されるんだ？」
警察「！」
何故驚く？
俺を捕まえた理由はそれぐらいだろぅ？
「なぁ…俺はいつ処刑されるんだ？」
警察「…お前は」
警察「お前はどんな罪を犯したと思っている？」
罪
大体俺が寝ている時間に犯罪が起きる
しかも映像には俺の顔が写っていた
俺以外に何がありえる？
「まぁ『殺人』か？」
警察「何故疑問系で？」
「大体俺が寝る時間は、10時…そして犯罪が起きる時間は11時」
「そういう風に考えれば俺が『寝ている間にやった』としか思えないだろ？」
警察「…本当にお前は人を殺したのか？」
「1つ言うけど俺が人間の時も、人間を鬱にしていただけ、でも人間界ではそれは犯罪だからな」
「『精神的に殺した』とでも言うか」
精神的に殺した
肉体は死んでいないが心が死んでいる
「…まぁ俺が妖怪になっても同じ事しかしなかった…ましてや妖怪を殺すなんて許されないからな」
警察「…俺思うんだけどさぁ」
警察が急にタメ口になった
警察「お前絶対犯人じゃないだろ」
「はは、それでも俺の顔が防犯カメラに映っていたんだろぅ？正真正銘俺だって言ってただろ？」
警察「…そうか」
その後会話は途切れた
そしてずっと考えた
『妹は今何をしているんだろうか』
今は誰かと付き合っているのか？
それとも墓参りにでも行っているのか？
もしかしたら学校に行っているかも…
そんな事を考えている
嗚呼
振り返ってみるか
お母さんは俺に優しさを教えてくれて
お父さんは俺に強さを教えてくれた
エンマは俺に家族の大切さを教えてくれた
妹は何を教えてくれたんだ？
いや俺が教える立場か…
でも妹はいつも俺の後ろに行き
俺がやったと思わせる
そんな腹はドス黒いやつだった
…
よくよく考えれば今生きているのだろうか？
俺がいなくなり家族もいない
生きていけないはずだ…
もしかして妖怪になって
誰かの『トモダチ』にでもなったのか？
お前に会ってみたいな
妖怪となったお前に
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モーフィアス(プロフ) - カナターAさん、ケータ君は大丈夫ですよ！だって…あの人が助けますから (2017年6月20日 16時) (
レス) id: ee44e579d9 (このIDを非表示/違反報告)
カナターA - えぇ！？……えええぇぇぇ( ; ゜Д゜)！？？……罪を犯したのは妹の方って…ケータきゅん危なくないじゃないでうぃすすす( ; ゜Д゜)！？？？ (2017年6月20日 8時) (携帯から) (レス) id: ccdfff6362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モーフィアス | 作成日時：2017年6月18日 19時
