【コンパス】君の成長、楽しみだ。【桜華忠臣】 (ページ14)

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桜華の屋敷のご案内ページ14

「Aの後ろの2人と、わんこは名前なんていうの？」
『大きい人は夕断ち、小柄な方が朝霧、この子はれん。柴犬のぬいぐるみです、忠臣様。』
「えぇ！？ぬいぐるみなの！？」
『はい、私のチカラで動いてるのです。夕断ち、朝霧も元は剣です。』
「すごい…あ、あと俺のことは、忠臣様じゃなくて、好きに呼んで！」
『え。でも…』
「あんまり知らないけど、ともだちってひとは、様じゃなく呼ぶって言ってた！」
『わかりましたよ、おみくん。』

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「で！ここが厨！そっちが厠！あと、こっちに俺の部屋！」
『私たちはどこに？』
「今日はあっち！でも、そのうち俺の部屋の近くにしてもらおー！｣
『ありがとうございます、おみくん。』
「今日は、この部屋使ってね。じゃあ、夕餉になったらくるから。それまでゆっくりしてね。」

忠臣が出てくと同時に、Aは膝から落ちる。

「よく頑張りました。A」
『夕断ち…』
「A！特別にれんまくらしてやるぞ！」
『ありがとうれん。』
大きくなってるれんに顔をうずめ転がると。
視界が暗転した。