番外編.ハロウィン ページ15
※Aちゃんが本丸に帰って幸せに暮らしてる設定です
※一部セコム
***
清光「乱ー!!」
『…なぁに、清光さん。』
この本丸のとある一室にある、本棚だらけの部屋…図書室に私はいた。
そこで静かに本を読んでいると、清光さんがいきなり扉を豪快に開けて、叫ぶ。
流石に驚かないけど。
清光「乱!!今日はハロウィンっていうイベント何だって!」
『…お菓子貰えるやつでしょ?trick or treatだっけ。』
清光「めっちゃ発音いいね。そうだけど。」
確か、今日は朝から短刀達が、ひたすら保護者に菓子をねだってた。
保護者ってのは燭台切やいち兄の事なんだけど…
私はまぁ、別にお菓子に関してあまり感心はないので、逃げてきた。
絶対誘ってくるから。
だから今日は、あまり人のこない図書室で時間を潰してた。
『…で、それがどうかしたの?言っておくけど、私はにっかりさんの様に、幽霊は切れないよ?そういう逸話もないし。』
清光「そうじゃない!」
首をぶんぶん振って否定する清光さん。
え、何…ハロウィンって地上に降りてくる怨霊やらを、仮装して怖がらせる的なイベントだよね。
本丸に怨霊なんて出ると思わないけど……
清光「乱も!!短刀達と仮装しようよ!」
『嫌。』
即答で断り、本のページをめくる。
誰が好きであんな暑苦しい、もしくは寒い仮装をしなければならないのだ。
お菓子だって、おじいちゃん達だとろくな物もらえなさそう。
鶯丸さんなんてお菓子じゃなくて、お茶や大金平さんの事しか得れなさそう。
清光「何で?!乱はここの本丸で唯一の女子だから、絶対似合うよ!
一期だって喜んでくれるって!!
お願い!流石にお菓子とかはねだらなくても大丈夫だから!」
『図書室は静かにして。』
清光「…ごめん。」
…似合う似合わないの問題じゃないんだけどな……
だって面倒じゃん…衣装だって作ってないし、今夏になってるからさ…
この内番服も正直暑いし。手袋脱ぎたい。
と言うか、私は既に乱ちゃんの仮装をしているのでは……?
『…いち兄が喜ぶのは分かるけど…それして何の得になるの?』
清光「え、えっとー…夕飯に一品、好きな物が増える!」
『あーはいはい、そーですか。出ていって下さい。』
夕飯に関しても好きな物が増えようがどうだっていい。
今は静かにしてくれ。
清光「ぐぅ…なら仕方ない!次郎さん!」
『は?って、次郎さん?!』
***
続きます。
やっとレア4揃った。
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです!演練2で女の子同士ではないでしょうか? (2018年11月17日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あすひ - 面白くて一気に読みました!これからも頑張ってください^∞^ (2018年10月10日 18時) (レス) id: 514ad356af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤林檎 | 作成日時:2018年10月7日 0時