13．会議中止 ページ14
鶴丸「おーい、乱！やっと見つけた…って君達、何やってるんだ？！」
『あ、鶴丸さん……』
小走りで叫びながら近付いてくる鶴丸さん。
私達？今なんか三日月さんが私の首もとに顔埋めてる。少しくすぐったいけど、別にいい。
三日月「ちっ、邪魔が来たか……」
鶴丸「邪魔？！君、本霊だろう？！随分酷いな！！」
そう言って争う二人を見ながら、くすくす笑う。…自分で言うのもあれだけど、かなり大人っぽくなったな。
当たり前か。あの人達に出会ってから、色々価値観とか変わったから。
何で…こんな当たり前の事、忘れてたんだろうな。馬鹿みたい、私。
鶴丸「えーっと、A？取り合えず、本丸に帰るぞ？」
『え、審神者会議は……』
鶴丸「急遽中止になった。ブラック本丸も見つかったから、政府の方で話し合いをするらしい。」
決してAのせいじゃないからな！
と言って私をフォローする鶴丸さん。
あんまり意味無いんだけどな…まぁ、ブラック見付けれただけで充分か。
鶴丸の後ろを見ると、自分の本丸に帰ってく人達の束が見えた。
やっぱり、強制帰還になったんだな…と改めて思う。
友斗「あ、乱！やっぱりここにいたんだな！」
一期「乱…ここにいたとは。」
二人の声がする方に振り向く。
また小走りで来たのか、息を切らしながら、主さん、いち兄、乱ちゃんがいた。
まぁ、乱ちゃんは当然ながら息は切らしてないけど。
乱「…Aちゃん、僕達もいいかな？」
『……えぇ。喜んで、ご招待致します。』
＊＊＊
それから道中、他愛のない話をしながら本丸に歩いた。
久々の本丸だ…あの人達の本丸も綺麗だったけど、やっぱりここが落ち着くな。
大きく息を吸う。
友斗「じゃあ、審神者部屋に行くか…あ、それとも全員に言った方がいいかな？」
『お好きな様に。私は構わないわ。』
こんな話、あまり人にはしたくないけど…まぁ、気になるなら、するしかないわ。
情けない黒歴史ばかりだけどね…物好きな人が多くなければいいのだけど。
鶴丸「それもいいが、まずは挨拶じゃないか？」
一期「えぇ。兄弟や叔父殿にも報告しなければなりません。」
友斗「それもそうだな…じゃあ、全員広間に集めるか！」
そう言って長谷部ー！！と叫ぶ主さん。
すぐ長谷部さんがやってきて、私を見てとても驚いていたが、主命が下った為すぐ皆を集めに行った。
…さて、どこから話そうか。
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！演練２で女の子同士ではないでしょうか？ (2018年11月17日 23時) (
レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あすひ - 面白くて一気に読みました！これからも頑張ってください^∞^ (2018年10月10日 18時) (レス) id: 514ad356af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤林檎 | 作成日時：2018年10月7日 0時
