55話やねんけど。 ページ26
「ねえねえ、Aちゃん！」
「な、なんや……。」
春奈の圧に、少したじろいでしまった。
「吹雪さんとはどうなの？ 」
「その話、前せーへんかったっけ？ 」
「したけど、なんか流れちゃったから。」
そう言われ、練習をしている吹雪さんの方を見た。今は少し安定しているようで、ほっとした。
「あー！ その表情、怪しい！」
「どこがやねん。」
「私は吹雪くんとのことより、木暮くんが気になるなぁ。」
「秋さんまで。木暮はおもろい奴やと思うけど、そんなんちゃうよ。」
「あ、あの……じゃあ、円堂くんは……。」
流れに乗って、夏未さんまで話に入ってきてしまった。
「円堂さんは、好きですよ。」
「す、好きなの？ 」
夏未さんが、焦ったような顔をする。その反応が面白くて、からかいたくなってしまった。
「そうです、実は去年からすごく好きで。円堂さんの出てる試合はすべてチェックしてるんです。」
「すべて……。」
夏未さんの目から、動揺がうかがえる。かなり驚いているようだ。
「まぁ、恋愛感情じゃないですけどね。憧れの人です。」
うちのその言葉に、夏未さんは豆鉄砲を食らったような顔をしていた。
「せんぱい、よかったですね！」
春奈がニヤニヤしながら夏未さんの肩を持つ。
「な、なにがですか！ 別に円堂くんのことなんて……。」
「ごめんなさい、変な誤解与えちゃって。そんなつもりしかなかったです。」
「まぁ！ ひどいわ……」
落ち込む夏未さんを見て、とても可愛らしい人だと思った。
「イヤッホーゥ！ 」
すると突然、海の方から大きな声が聞こえてきた。
「あれは！ 」
円堂さんが反応する。波に乗りながらこちらに向かってくる人影は、メガネさんを助けたピンク髪の男子だった。
その男子は、波に乗って浜辺に飛んできた。そして軽々しく、華麗に着地した。
「んお？ よう、また会ったな。」
そして男子に続き、サーフボードが浜辺にぶっ刺さる。
「サッカーって、砂浜でやるものなのか？ ……まぁいいか、頑張れよ。」
そう言ってサーフボードを引っこ抜き、少し遠くの浜辺に寝転んだ。
「海から飛んできた……。」
円堂さんが、その場の全員が思っていることを呟いた。
「やっぱ、どっかで……。」
「赤園さん、何か言った？ 」
「あ、いや。なんでもないですよ、秋さん。」
「そう？ 」
そこで雰囲気が変わり、うちも練習に参加することになった。
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あるな｡@ゆー(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！ 合作ですか？ そういった事はした事がないので、詳しくお話頂けるとありがたいです！お手数ですが、私のこみゅーの方からメッセージを送って頂いても大丈夫ですか？お返事お待ちしております！ (2021年3月6日 22時) (
レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月6日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！ 最近のアニメは分からないですが、2年前までのアニメなら割と知っていると思います( ^^ ) (2021年3月6日 15時) (レス) id: 63cd72b832 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます！ホントですか´ω`* めっちゃ嬉しいです、頑張って更新しますね！！ (2021年2月23日 9時) (レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2016年10月25日 22時
