ジスの彼女。 ページ31
初めて見た。
「初めまして」
とても綺麗な人だった。
本当に同い年なの？ってほど、
私とは比べものにならなくて、
でも、隣にいるジスとは
目を瞑りたくなるぐらいお似合いだった。
「双子の妹のA、ね？僕が話した通りのような女の子でしょう」
僕が話した通りのような女の子？
彼女に向けるじすの表情、私、知らないよ。
「うん、本当に可愛らしい。
会ってみたかったんだ、Aちゃん」
年上の女性かと思ってしまうほど
彼女が纏う雰囲気は美しかった。
会って見たかった？私は、全然
世界で一番会いたくなかったよ
「あの、良かったらこれ食べてね」
そういい渡されたのは
可愛くラッピングされたまるでケーキ屋さんに売ってあるかのような手作りクッキーだった。
私はそれを受け取ると、「ありがとうでしょ？」ってジスが言う。
なんだよう、子供扱いしてくれて。
「‥ありがとうございます」
ふて腐れた私がそう言うと
ジスと彼女は楽しそうに笑った。
二人して性格悪いな、私が
ふて腐れたところを見て笑うなんて。
「んじゃA、僕たちは部屋行くから。
もし家出るんだったらちゃんと鍵閉めてエアコン消して、僕に言いに来るんだよ」
お前は、おかあさんか。
「それじゃあ、またねAちゃん」
そうして二人は階段を上って行って
ドアを閉める音がした。
またね、Aちゃんって
やめてよ。私、あなたの名前も何も知らないよ。
私の手には彼女が作ったクッキー。
捨ててやろうと思って、ゴミ箱まで行ったけど
、捨てることはできなかった。
着替えてうんと可愛い服着てメイクして
エアコンもつけっぱなしにして、ジスには報告しないで、家を出よう。
生憎、彼氏がいないもんで
誰かとどこかへ行くことはないけど。
しーんと静まってるリビングで
微かに聞こえるジスと彼女の笑い声。
もしかしたら、チューした？その先のことも
した？
困るなあ、泣きそうだ。
ジスは私だけのなのに
邪魔しに行く図々しさはないし、こう言う時はどうしたらいいの？
携帯を開けて、一番上のトーク履歴に出て着た人に電話をした。
「もしもし？」
「ハニ？」
こう言う時は友達と遊ぶんだ。
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りさ - このお話やばいです。ほんとに。もうドキドキ半端ないし、続きが読みたくて夜も眠れないです笑笑。更新頑張ってください！ (2019年7月31日 1時) (
レス) id: 2327218ebe (このIDを非表示/違反報告)
すーさん(プロフ) - 凄く好き、本当に、 (2018年6月14日 19時) (レス) id: 387114ba65 (このIDを非表示/違反報告)
しし氏(プロフ) - るうさん» るうさんはじめまして！ありがとうございます！私も心臓痛いです（笑）（笑）これからも何卒よろしくお願いします！ (2018年4月2日 2時) (レス) id: 133883db89 (このIDを非表示/違反報告)
しし氏(プロフ) - ヤクさん» ありがとうございます！ (2018年4月2日 2時) (レス) id: 133883db89 (このIDを非表示/違反報告)
しし氏(プロフ) - るっちさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年4月2日 2時) (レス) id: 133883db89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しし氏 | 作成日時：2017年6月3日 0時
