転校先でバスケ部を作った4【黒バス】

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田中「ああああああああ！！悔しいぃぃぃいいいい！！」


「…うわっ、びっくりした…」


試合終了後、田中が叫び出した。



降旗「…すみません、A先輩…俺…」


「だぁぁあああ…！！謝んな！！謝られるの嫌いなんだよ、オレ！！」


苦しんでる顔は好きだけど。あと、憎んでる顔とか、絶望的な顔とか。


でも、どうしても謝られるのだけ無理。


オレが悪いみたいじゃん？


先生「…もう、黛は引退だな。」


石堂「…えっ？！」


みんなは驚いていた。


「ここで優勝しないと行けなかったらしい。」


藍塚「…そうだったんですか…」


しんみりとした空気になる。









黛「…まぁ、今年できたばかりのバスケ部が、ここまで来れたのは快挙だろ。」


…どれもこれも、Aのおかげだな。


小さい頃からAを見てたけど、あんなに頑張ってたAは見たことないし。









黛「…ありがとな。」


「…それ、オレに言います？もっと早くに言えば…」


黛「はぁ？俺は、今のAに言ってんだよ。」









…は、オレ？！


「オレはなにも…」


降旗「ずっとA先輩ですもん！俺からも、ありがとうございます！！」


みんなが口々にありがとうと言う。









「……。」


…感謝されるのも嫌いだ。


なんか…ムズムズすんだよ。









先生「…みんな疲れたと思う。家帰って、寝ろ！！解散！！」









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あー…最後だ。

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