91天祥院side ページ11
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「…ふはっ。」
Aは人差し指を僕の唇につけた。
天祥院「……。」
キス、してくれると思ったのに。
僕との距離は数センチ。
僕から動けば唇に触れることができる。
…けど、今は人差し指が邪魔してるし、何より身体が動かない。
「…不満そうだな。」
天祥院「…本当はわかってるんじゃないのかい？」
「んー、どうだろうね。」
何かを企んでるような笑みで僕を見ていた。
…本当に僕はAに振り回されてるな…
天祥院「…酷いよ、A。」
ぎゅっとAの手を握る。
天祥院「んっ…」
一瞬だった。
Aが僕の後頭部を押さえて、距離がゼロになったのは。
「機嫌直った？」
僕はAの頬を手で包み、もう一度キスをする。
天祥院「…ふふ、ごめんね。」
つい笑ってしまった。
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「そろそろ天祥院はこの教室から出た方がいい。」
天祥院「…え？」
頭が真っ白になる。
「ここ掃除してないから、埃っぽいぞ。」
天祥院「…あぁ…そう、だね。」
Aの顔を見ずに後ろを向く。
わかってる。わかってるけど…
天祥院「…辛いなぁ。」
教室を出てから、咳が止まらなくなった。
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名無し(プロフ) - 10回以上は読み返してるのですが何度読んでも素晴らしい作品です！(；；)続編いつまでも待ってます！無理のないペースで頑張ってください！ (2019年8月7日 1時) (
レス) id: 72373eca33 (このIDを非表示/違反報告)
クノ - 勧められて読んだけど、一言で言うと最高！でした！面白かったです。 (2018年8月31日 13時) (レス) id: ebc3d59205 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのあんスタ廃 - この作品大好きです!!何度も読み返しています。３年たちとの関係性もきになります。暇な時にでも続編を作って欲しいです!! (2017年8月23日 20時) (レス) id: 08e4a5d144 (このIDを非表示/違反報告)
yuri(プロフ) - 初コメです！０さんってすごいですね！こんなにわくわくさせれる作品が作れるだなんて！！もうファンになりましたよ！この作品では楽しませていただきました！続編、、、作っていただきたいです！ (2017年6月2日 18時) (レス) id: ae81b698a0 (このIDを非表示/違反報告)
Misora - 零かー…今度は、弟さんオチがいいですな〜^し、しかし、これはホ●の部類に入るのでしょうか…ｳｰﾝ((更新頑張ってくださいね!応援してます!!! (2016年11月21日 15時) (レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：０
| 作成日時：2016年7月30日 12時
