神である私の物語

第１６話　神とゴブリン村の防衛戦 ページ19

牙狼族side

牙狼「いい月だ。今夜あのゴブリン村を滅ぼし、ジュラの大森林への足がかりをつくる。」

オオォォォ

牙狼「行くぞ。奴らに邪竜の加護は既にない。蹂躙の始まりだ。」
.

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リギアside

ゴブリン「あ！き、来たっ、来たっすよ！牙狼族っす！！」

！あぁ、もう来たのね。できればあまり殺したくないんだけれど………。

リムル「そこで止まれ」

牙狼「！オヤジ殿あの者達です、例の…」

牙狼「……お前が見たという異様な妖気をまとう魔物のことか？くだらん、ただのスライム
ではないか。」

『一度しか言わないからよく聞きなさい。』

牙狼「！？あの方は、リギア様！？」

『このまま引き返すのであればなにもしないわ。あなた達の家に帰りなさい。私はあなた達を殺したくない。』

牙狼「………いくらリギア様の願いでも、今回は聞き入れられません。」

『そうね…………わかったわ、この世界は弱肉強食だものね。なら私も止めないわ。』

私は邪魔をせずに見ていましょう。

牙狼「お前達、行けっ！(人間の国にあるような柵など我らの爪や牙の前には…)」

ギャン＿＿＿！？

牙狼「バカなっ、一体何が起こったと……っ！なんだこれは！？」

村長「あの糸はさっきの⁉てっきり柵を補強していたのかと…」

リムル「補強に使ったのは﹙粘糸﹚だ。あれは﹙鋼糸﹚こうしという。」

矢と﹙鋼糸﹚を避けながら柵に突撃は難しいでしょうね。仮に辿り着いたとしても……

牙狼(あり得ん！我ら誇り高き牙狼族がゴブリンやスライムなどという下等な魔物に翻弄されているなど！！＿＿＿＿…認めぬ。)

牙狼「オヤジ殿！？」

牙狼(こざかしい真似を、糸は仲間の血で見える上に我が爪と牙をもってすれば切断も
容易い)「調子に乗るなスライムごときが‼捻り潰してくれる‼」

ゴブリン「リムル様…っ」

嗚呼、サヨナラ………

ピシィ

リムル「甘いな、﹙粘糸﹚だ残念だったな＿＿＿スキル﹙水刃﹚」ﾊﾟｧｧﾝ

ゴブリン「や、やった…！」

仕方ないわね……

『聞きなさい牙狼族よ！あなた達のボスは死にました！選びなさい服従か死か！』

シィン…………

動かない……どうしようかしら。

リムル「ユニークスキル﹙捕食者﹚クククッ、今回だけは見逃してやろう。さぁ、行け！」

え！？ちょっ、ちょっとリムル！？そんなこと言ったら……

牙狼族「我ら一同あなた様方に従います‼」

あぁ、ほらやっぱり………

[リギア達は牙狼族を仲間にした！]

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