悲壮な未来 (ページ10)

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任務の報告書をまとめて提出し終えた私は、
何もすることがなく暇だった。

『そう言えば…

優雨と時雨の服ってあったかしら？』

優雨と時雨に服を買ったのは2ヶ月前。

無くなるはずはないが…偶にプライベートな時間の時に任務が発生する。

まぁ、任務に行くという事は血がつくと言うわけで…

服を何着か捨てていた記憶がある。

『優雨ちゃんと時雨ちゃんの服はーっと…

え？！うそ！マジで？』

クローゼットの中にはたったの3着しか入っていない。

おかしいなぁ…

この前40着近く買ったのに…

全部血で汚れて捨てちゃった？

『優雨ちゃんも時雨ちゃんも言わないからなぁ。

遠慮してるのかよく分かんないけど、

ないならないって言わないと！』

思い立ったが即行動の私は直ぐに買い物に向かう。

『ナズナも欲しいものあるなら言ってね〜』

空を楽しそうに飛び回るナズナに声をかけた。

ﾅｽﾞﾅ「綿菓子ガ食ベタイ！

桜餅ト煎餅モ食ベタイ！」

『おぉ〜！おけおけ。

ナズナは渋いお菓子が好きね！

私も大好きだけど…

今回よく頑張ってたから沢山買ってあげる！』

るんるんと歩きながら目的地へ向かった。