悲壮な未来

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『ねぇ、ナズナ。

あれは不味いよね？』


目の前の少年に視線をやればもう息絶え絶え。

いや、実際は死にそうにないんだけど、

踏ん張るのが精々といった感じ。


ﾅｽﾞﾅ「知ラン！

我々ガスルコトハ鬼ヲ狩ル事ダ。

目ノ前ノ少年ヲ救ウ事は、

任務内容ニ含マレテイナイ！」


そんなこと言っちゃって本当は助けたいくせに。

このこの〜☆

とツンツンしたらまたしても突かれた。

嘴はマジで痛いからやめて欲しい。


？「引けねぇんだよ！！」


その一言に注目した。


？「引けねぇ理由があるんだよ！！」


殴られ続けても諦めない瞳。


その瞳は真っ直ぐ相手を射抜いている。


『凄いじゃない』


さぁてと。


ここからはお姉さんにお任せなさい。


可愛い少年くん。

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