検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:9,351 hit

17 ページ19

『ねぇ…ナズナ。

疑うわけじゃないんだけど…

本当に此処に鬼が出現したの?』


ナズナ「間違イナイ!

鎹鴉ハチャント確認シテ報告シテイル!

ミスヲスルナドアリ得ナイ!」


鬼の出現地へ向かえば、鬼は残っておらず、

怪我を負った人達だけが倒れていた。


『(報告は本物よね。

鬼の気配が残ってるし、血鬼術を使ったのか?

残穢が地面にこべりついている。

何故こんな誘導紛いな事を?

鬼は…何が目的?)』


取り敢えず、目の前の怪我人優先だ。


『大丈夫ですか?

ちょっと身体を触るので、

痛かったら私の服を握るか、声に出してください』


目の前の女性…身長160で体重は65くらい?

ちょいふくよかな女性。


「いっ…たぃ……」


『ここですか?

ここが痛いんですね?』


女性が痛いと言ったのは肋骨と肋骨がある場所。

相当痛がっているから数本折れていると見た方がいい。


『医療班はどこ?』


ナズナ「今向カッテイル!」


「遅くなりました!」


『この人をこのまま固定して運んで治療。

隣の男性は意識不明状態だけど、

身体に大した傷は見当たらない。

恐らく、女性を庇って頭を強く打ったのでしょう。

この人達は至急蝶屋敷へ』


「はい。畏まりました」


『じゃあ、後は頼んだわよ』


怪我人は医療班に任せ、私は別の場所に向かう。

私の中の何かが強く訴えている。

そこに向かわねば危ない…と。


親指と人差し指の先を口に含みピューと音を鳴らす。


そうすると、鎹鴉がバサバサと現れる。


『あの子達の警護をお願いね。

多分…しのぶと義勇が近辺にいるはずだから、

もし何かあったら連絡なさい。

私でもいいけど、来れるか分からないから』


言いたい事を伝え終わるとバサバサと飛んでいく。


『私達も向かうわよ。


もしかしたら…上弦がいるかも…』

18→←16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

愛実 - コメ失礼します! 東リべと鬼滅の作品は少ないので、とても面白いです!更新頑張ってください…! (2021年10月29日 16時) (レス) @page17 id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜華 | 作成日時:2021年10月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。