悲壮な未来

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『ここが…オススメの店ですか？』


？「うん。そう！

ここのお店は色々品揃えがいいから」


先程の男性2人組に店を案内してもらってます。

女性物と男性物が一緒に販売されてるのは嬉しい。

しのぶ達にも買えるしね。

それより…


『あの…差し支え無ければ、

お名前を教えてもらってもいいですか？

名前を知らないのは失礼なので』


？「ん？あぁ。

俺たちの事知らないんだからそうなるよね。

俺は灰谷蘭。

蘭ちゃんって呼んで」


？「俺は灰谷竜胆。

俺は…なんでもいい」


三つ編みが灰谷蘭…蘭ちゃん。

眼鏡が灰谷竜胆…竜ちゃん。

2人ともよく似てるんだよなぁ。

もしかして…


『2人は兄弟ですか？』


蘭「うん。そーだよ。

竜胆は俺の可愛い弟」


蘭ちゃんが褒めると竜ちゃんは照れた。

この兄弟かわいな。

推すぞ？


蘭「っと…誰に服を買うの？

自分？友達？家族？」


『え？あぁ。

私の可愛い弟と友達に買いたいんです。

オススメの服ってありますか？』


蘭「俺たちに任せて。

行くよ〜！竜胆〜！」


竜胆「あっ！兄貴！

ちょっとだけ離れるけど、

店内だったら好きに見回ってていいから」


『はい。

ありがとうございます』


微笑んで2人と離れた。

しのぶは大人っぽいものが似合うし…

蜜璃ちゃんは可愛い服！

カナヲは可憐な服！

蝶屋敷の子達は…動きやすい服と、汚れてもいい服かな？

色々考え事しながら籠にバンバン詰めていく。


『あれ？

もう溜まっちゃった？』


5分も経たずに籠が一杯になった。

まぁ、お金は沢山あるから気にせずに買うけど。

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