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「“俺ら”だけの秘密って響きめちゃくちゃいいけど、ちょっとAにお願いがある」
『………なんですか？』
「だるの前でAから俺にデート誘って。そしたらパジャマのこと墓場まで持っていくから」
理解するのにそう時間はかからなかった。この男は、本当に何を言っているのだろうか。私が困惑を分かりやすく顔に出していたのだろう。ローレンが補足で付け加えた。
「俺から誘ったら絶対殺されるけど、Aから誘ったらだるも流石に止めないなって思って」
『……』
「パジャマのこと秘密にして話し合わせるから！！あとスマホも返す！！指輪も買う！！！！」
『指輪は要りません』
「指輪要らないマジか」
それもそれで後に面倒なことになる気がする。いや確実に面倒なことになる。
だが、悩んでいる暇がない。スマホが、かかっている。
『分かりました。ですが本当に黙っててくださいね。今日はたまたまあなたと服がかぶった、ということで』
「おっしゃァ！！んじゃ戻るべ！！」
未来の自分に全て任せることにした。
「あ、戻ってきた」
「お待たせっ」
「何してたのぉ？」
『………まあ、ちょっと、ね？』
「っ姉さん！！！！」
部屋に戻るやいなや、だるまが私の肩を掴みぶんぶんと揺らした。私に喋る間も与えずに喋り続けた。
「ろ、ローレンのこと好きなん！？？ローレンはアカンほんまにやめて。あんなヤニカス男はやめてほんまに！！！！姉さん目ェ覚まして！！」
「待ってだいぶ俺嫌われてない？」
『………だるま、一回離れて』
「姉さ、ん…」
今から残酷なことを弟に告げてしまう。だが、私なりにこの短い時間で、考えた。不安で揺れる琥珀色の瞳を落ち着かせるように、考えた。
『こ、これから、ローレンと少し出掛けてくる、から』
まるで雷に打たれたみたいに、だるまは固まりショックを受けていた。一方ローレンは何故かどや顔を決めていた。
「えー！やっぱローレンくんのこと、好きなの！？」
『あ、違うそれは。だるまの方が好きだから』
「いーーーやこれ照れ隠しなんだよなぁぁぁ！！うんうん、俺もAのこと好きだから大丈夫だよっ！」
「ボス動かないんだけど。おーい！」
「…………イヤだぁぁぁぁぁぁぁア！！！！俺は絶対に認めやん！！！！」
「だるだる、Aはだるのためにお揃いパジャマ買ったんだから、出掛けるくらいいいでしょ」
「絶対にアカン！！」
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ゴマ(プロフ) - 飴玉くんさん» 別作品からありがとうございます〜！！そう言ってくださると嬉しいです！！こちらこそ、閲覧及びコメント誠にありがとうございます、感謝です💕 (11月4日 22時) (
レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
飴玉くん - 鬼畜過ぎて攻略できないからここに辿り着きました!!!ホントにうんめいの出会いなんですよね！！！神作品を産んでくださりありがとうございます！！！！！ (11月4日 10時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ(プロフ) - かたかナさん» わー！そう言ってくださると嬉しいです！！！！こちらこそ閲覧及びコメントありがとうございますーーーーッ！ (10月2日 0時) (レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
かたかナ(プロフ) - ｱｱｱｧｧｱ〜〜〜〜こういうの本当大好きなんですありがとうございます〜〜〜〜〜 (10月1日 22時) (レス) @page39 id: 2ce3047e1b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - ゴマさん» 自分だったらもう関わりたくないレベル…主人公、無理矢理逃げないの優しいですね (9月16日 19時) (レス) id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴマ
| 作成日時：2023年9月2日 21時
