女装しててなんか悪い？【忍たま】 (ページ18)

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ずぶ濡れページ18

『っうぁ』

なんだ。このふわふわは

起き上がってみると

『黒銀か』

真っ赤な目をした黒銀がいた

お前の目は赤かったな

それに雨が降ったのか地面がヌメっとしている

ん？雨？

もしかしてだけど

私は胸元にある鏡をとる

顔を見ると

『あーあ…化粧取れてんじゃん！！』

綺麗さっぱり取れていた

私は仕方なく髪を結んでいた布を取り口元に巻いた

これで大丈夫でしょ

目は見えてるけど

髪も濡れてる

さて、行くとしますか

私は黒銀の背に乗った

『行くよ。黒銀』

黒銀は走り出した

…やっと着いたぁ

『ありがとう黒銀。着いてくるか？』

黒銀は一つ頷きゆっくりと着いてきた

少し歩くと土井先生が見えた

土井「！Aか！？」

私は叫ぶ気になれず手を降った

土井「ずぶ濡れじゃないか！…兎に角中へ」

『…黒銀はやっぱり帰りな』

黒銀は少し泣きそうな目をしたがすぐに後ろを向いた

『黒銀。俺が呼んだら白銀も連れて来い。お願いな』

黒銀は大きく頷くと帰っていった

土井「あれは山犬か」

『えぇ。夏休み中に出来た新しい家族です』

土井「そうか…その顔は素顔を隠しているのか」

『えぇまぁ…』

乱太郎「あ！Aさあぁぁああん！！」

『ふふっどうしたの？そんなに泣いて？』

乱太郎「帰ってきてよかったぁ」

そんなに心配されてたのか

伊作「A！みんな〜A学園長帰ってきたよー！！」

「「本当！？うわあぁぁあん！」」

その後Aは鼻水やら涙やらでビショビショになりました