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喋っている間だと言うのに右から左から前からと足も使われながら追い詰められていく。
先程まで雨かと思うほど撃たれてた弾丸は止んでることからやっぱり仲間だと考える。
ならば情報をなるべく取った方がいいかな。取れるかわかんないけど。
「お兄さんはなんで、私がっ、日本人だと思っ、たの？」
「そりゃ簡単さ。俺が大人だからさ。」
「あら、私がこっ、どもだと言いたい、のっ、かしら？」
「さぁ、どうだろうな？」
避けて、避けて避けて避けて。
ずっと攻撃を避け続ける。
ってかなんなのこの人！！！ほんとうに人間？身体強化した魔法使いじゃないよね！！
ま、違うんだろうけど！！
「はぁ…はぁ…っすー…はぁー……
ナンパならもう少しかっこよく誘ってくれません？」
ココ最近引きこもっていた私の体は体力の限界を訴え始めた。
あー、口の中鉄の味するよ。
きっとそのことはバレているだろうし、これも時間稼ぎだとバレている。
「すまないね、少し荒いぐらいが君に合うと思ったんだが……ふっ！！」
これは避けられないきっと彼も気づいてる。
だから私は彼を呼ぶ。
モウレン、来い！
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作者名：暁 | 作成日時：2022年7月3日 3時
