1話ー魔法使いとしての仕事ー ページ4
「よし、モウレン店番よろしくー!
『
足元にいた黒猫はミキミキと嫌な音をたてて人の姿へと変わる。
その姿は高校生ぐらいかな?
とても可愛らしい見た目をしている。かわいいは正義だね。
「撫でんな魔女」
「はははー
誰が魔女だってー????」
「いにゃにゃにゃにゃ!!!しっぽはやめろぉ!!」
うーん、可愛らしいのは黙ってればだけど。
まぁ、私以外には礼儀正しいので別に問題なし。
「そんじゃ、何かあったら連絡。人が来たら記録するように。」
「あーもー、それ毎回毎回言わないといけないことなのかよ。だいたいなんで毎日店番しなきゃいけないんだよー」
モウレンの愚痴を聞き流しながら裏で着替える。
黒シャツに紺のロングスカート、それにローブを着たら準備おっけー
「魔女がモダン風の服ってに゙ゃっ!?」
「魔女じゃねーって言ってんでしょーが。じゃよろしく〜」
口をとがらせて拗ねているモウレンを横目に仕事場から出る。
私の姿はローブのフードを被れば見えなくなる。
さぁ、幸福を運びに行こう
『
色んな太さの線が見える。これは普段は見えない人の生命線。または命の灯火。
太く印象的であればあるほど見返りが大きい。
どれにしようかな。見た感じでは太い線が数本あるけど…
うーんやっぱりこういう時は勘でいくしか__
!!
目をつけていたうちの一本だけ線が一気に太くなった
さぁ、仕事の時間だ。今日は何人幸せに出来るかな?
「今行くよー!数秒待っててねー!
『
身体強化で一気に近くのビルの屋上へ飛び乗る。私には素晴らしいバランス感覚というものがないので重力操作で微調整。
そして移動しながら、視力向上させた目で線を生み出している人を探す。
それを瞬きをする間に行う。
3秒ほど経った時、線を生み出している人を袋小路で見つける。
「みーつけた!」
あの人が何を望んでいるのか、何故絶望に陥っているのか。それを探る魔法をかける。
そしてそれを叶えるのが私。
『
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作者名:暁 | 作成日時:2022年7月3日 3時