魔法が使えても主人公たちには勝てません【名探偵コナン】 (ページ1)

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プロローグｰ始まりｰページ1

「っ！？」

目が覚める。心拍数が何故か上がっている。いや、理由なんてさっき見てたあの夢

…あれ、なんだっけ。

「はぁー……」

まぁ、こんなことよくある事だ。きっとこの場所で生活してるのが何かの引き金になったんだろう。うん、きっとそうに違いない。

私以外の誰かが住んでいる気配。きっとここの私は

この続きに色んな考えが浮かび上がっては消えてまた考える。わずかな時間だけど色んな説が浮かび上がった。

…いや、どの仮説も信じたくないし信じられない。

戻ろう。研究も進んだことだし。

私は鏡に向かう。ある石を落としながら。

そして深呼吸して鏡に触れる。

「……ふぅー…。よし。

『鏡(ジンズ)

繋がれ結べ

鳥は自分の巣に語りかけた』

…やぁ、調子はどう？」

鏡にはやはり自分しか映っていない。しかし少し鏡の中の私がぶれた瞬間ほんの少しだけ部屋の様子が変わる。
そして問いかけた私に対して私が答える。

「めちゃめちゃ元気だけど？そっちはなにか壊したりしてないでしょうね。」

「どうせ私もよく物を壊すタチでしょ？対策ぐらいしてるのはお見通しだから。」

同一人物はリズム良く会話を続けていく。

「ま、そりゃそっか。そんじゃ書くこと書いてくれた？」

「もちろん。さ、心配事もあるしさっさとチェンジするよ。」

「はいはい。」

『『幸せの籠の鳥

誰もを幸せにする蒼い鳥

その鳥は私だ』』

視界が揺れる。自分だけど自分ではない者に繋がる感覚がする。瞬きをすれば繋がりが切れる。

『『… 鏡(ジンズ)

鏡の籠

鳥は自分の巣に戻る』』