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Ep 53 ページ5
“にゃー”
猫の鳴き声が聞こえた。
家の近くに猫なんかいたか…？
そう思って路地裏に入っていくと
猫を撫でている青年がいた。
「…あぁ…」
私が近づいたせいか、猫は逃げてしまった。
『あ…すみません』
「大丈夫ですよ」
…は…
私の方を向いた青年は
USJ襲撃事件の時に、私が個性を封じた人。
『…なんで、こんなところに！！！』
「静かにしろよ？」
2本の指が私の腕に…
『…誰に用があってこんな所にいる。オールマイト？』
「君だよ」
『…私…？』
「…殺したくて仕方なかった。お前があの時俺に触れたせいで…」
『今殺すつもり？』
「今じゃない。次会うときは盛大に、大勢の人の前で殺してあげる」
『…手、離せ…』
「…またね？無井A」
盛大に、大勢の人の前で殺されるのか。
一体いつ？
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作者名：幸不椿風 | 作成日時：2017年9月24日 22時
