【ヒロアカ】私は平穏な日々を送っている。【爆豪勝己】 (ページ14)

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Ep 62 ページ14

新生活…ね。

「いってらっしゃい」

『行ってきます』

事件後、父は家にずっといてくれた。

大事にされていたんだなって

実感した。

「おはよう、」

『おはよう。焦凍』

「身体は大丈夫か」

『平気』

焦凍はいつもと変わらなかった。

そう、変わらない。

変わったのは、オールマイトの引退だけにして。

『…でっか…』

築3日とか凄いな。

「おい」

『あ、おはよ』

「泣いてたのか」

『あれ。分かる？』

参ったなぁ。

「俺に連絡してこれば良かったろ」

『…そうだよね』

その手段を忘れていたよ。

「大事な話だ。いいか

轟、切島、緑谷、八百万、飯田

この5人はあの晩あの場所へ

爆豪･無井救出に赴いた」

ピクリとしたA組一同。

「色々棚上げした上で言わせてもらうよ。

オールマイトの引退がなけりゃ俺は

爆豪･無井･耳朗･葉隠以外、

全員除籍処分にしてる」

相澤先生の話が終わると

全員めちゃくちゃ重い雰囲気に。

『焦凍』

私は焦凍に近寄り、助けに来てくれたのほんとに嬉しかったし。

「どうした？」

『ありがとう』にこ

「…っあ…」ｽﾞｷｭﾝ

「あっやべ…一応爆豪の彼女なのに思わず、可愛いと思っちゃったじゃねぇか」

「一応ってなんだ一応って！！！」

上鳴の変顔も見れて、みんな笑顔になったし。

良かった。

「…以上解散！」

私の部屋はー…

4階、三奈ちゃんの隣。

「そうだ、無井」

相澤先生は私に近寄り

頭を撫でた。

『ん…へ？？？』

「…お前の父親に…言われてやってるだけだ」

おい、ツンデレか！！

「寂しがり屋だと聞いた」

『…ん？？』

何吹き込んでんだクソ親父がァァァ！！

『…ありがとうございます』

相澤先生が戻ったあと

勝己に頭を掴まれた。

『いたいいたいー』

「うるせぇ」

なんだよお前、先生に妬いてるのか。

「ひゅー」

「るっせぇ、あほ面！！」

「理不尽だろ！！！」

これ。

これが見たかった。

生きれてよかったな。