彼の方 ページ7
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ここがジャポーネ…?
でも、私は、ネアポリスにいて、…
理解が追いついていない私に痺れを切らしたのか、気を使ったのか、ジョナサンさんが私の目線に合わせてしゃがんでくださった。
ジョナ「えと、大丈夫かい?」
『…』
正直に話すべきなのか、黙っておくべきなのか。安易に話すのはリスクが伴う。仮に話したとしても、死んだら見知らぬ土地にいましたと言っても信頼性はない。
やはり、黙っておくなのが最善だよね。 そう思い、下へと俯く。
これならジョナサンさんも引き下がるでしょう。
ジョナ「話したくないなら無理は言わないよ。ただ、僕は君の力になりたいんだ。ダニーの件もあるし、よかったら打ち明けてくれないかい?」
彼の瞳を見つめる様に顔を上げた。
綺麗な瞳だった。
一点の曇りのない、澄んだ空の様な、美しい色。
彼は、純粋に私の力になってくれるんだ。
見返りなど求めない、善意だ。本当に綺麗。
『実は…』
ゆっくり、今までのことを話す。
なぜ、見知らぬ土地にいるのか。
私はこれからどうすればいいのか。
溜まりに溜まった不安を彼に聞いてもらった。
ジョナサンさんは少し頷くくらいで私の話を黙って最後まで聞いたくださった。
不安を自分の中から出したことによって少しの余裕が生まれてくる。そんな私の姿を確認したジョナサンさんは私の手を優しく包みながらポツリと爆弾を落とした。
ジョナ「その、君の言う…ボスっていう人に、心当たりがあるんだ。」
少しバツが悪い表情で目を逸らしながら話すジョナサンさん。驚きと嬉しさで思わず彼が包んでくれている手を強く握ってしまった。
『ボスが…生きているのですね…!?ならば今すぐボスの元に…!居場所はどこですか、教えてください!!彼の方に会いたいのです…お願いします!!』
全く荒木荘要素が無いのですが、ここからラスボスたちを出せる様に頑張ります…
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ぱみ(プロフ) - ありがとうございます…!!頑張っていきます!! (12月22日 23時) (レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
兎(プロフ) - 応援してます!頑張ってください!! (12月22日 22時) (レス) id: 0558b064c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - わわ…こちらこそグラッツェです✨これから頑張ります!! (12月22日 18時) (レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
推しの命は私の命 - 荒木荘✨これからの展開が楽しみです!供給をグラッツェ! (12月22日 17時) (レス) @page3 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱみ | 作成日時:2023年12月22日 15時