ラスボス達との生活

心配 ページ43

-sideA-






　『酷いです、吉良さん！！そもそも、G退治と浮遊になんの関係があるんですか！！』




デ「全くだ！！いくらお前でも許さんぞ！！」




D「……」




Di「DIOがショックで気絶してる…」





吉「う…天井裏に行くのも割と大変なんだ。AやDIOのように浮けるようなら、効率も良いだろうし…」





　『…本音は？』





吉「Gと関わりたくない」





　『この人でなし！！！』







　いまだに浮かせている2人を解放し、吉良さんに抗議する。

　こんなのあんまりだ！！！






　『うぅ…こういう時にジョナサンさんがいて下されば、あの筋肉でどうにかなるかもしれないのに…』












　私が言い終わると急に空気が冷たくなった。誰一人として口を開かない。







　もしかして、私、また、やらかして…、？













D「ジョジョに…ジョナサン・ジョースターに会ったのか？いつ？どの様な経緯で？」





　『ぁ、えと、昨日、会って…その、ここまで案内して、もらいました…』





D「………」





　 『…ぁ、ご、ごめんなs』





D「あの筋肉ダルマ！！私のAに許可なく接触するとは良い度胸だナァ…」





吉「ステイ！！DIO、ステイだ！！！あと、Aは君のものでは無い」





　『あ……』








　DIOさんは鋭い牙を口から覗かせ、黒いオーラを出す。怒ってはいるが、その矛先はどうやらジョナサンさんのようだ。



　私は何もやらかしていないことを心の底から安堵し、ボスの横にピッタリとくっ付く。







　 私の様子に気付いたのか、ただの気まぐれか。

どっちかは分からないが、頭を撫でてくれるボスの温もりを堪能しよう。











吉「しかし…Aの存在がわずか1日でバレるとは…」




Di「十中八九、アイツらはAに絡むよな。特に…ジョ、徐ル-ン？」




デ「徐倫な。いや、くそガキコロネの方が要注意だ。アイツのスタンドには手も足も出ない」




D「おい、ここに実の父親がいるからな？」




ド「全然似てないですよ！DIOさんの方が優しいですもん！！」




D「そ、そうか…ふっ、やはりハルノよりこのDIOだな！！！」




吉「論点がズレてきてるぞ」




Di「A〜！俺が守るからな！！ジョースターなんかに悪りぃことさせねぇからな！！」











　ディエゴさんは私の両手を縦にブンブン動かして心配をしてくれた。












　ここまで心配してもらっているんだ。私自身、警戒しなくては。


　この人たちの心配をしっかりと受け取るのが筋ってものだ。

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