般若 ページ32
-sideA-
A、朝だ。起きろ。
そんな言葉で意識が浮上する。
『……ん、ぅ』
フ「A、起きたか？」
Di「起きたぁ〜♡ ファニーさぁん、マンハッタン島ちょうだぁい♡」
フ「キモい。あと島はやらんからな」
Di「ケッ、」
『まん…？』
フ「マンハッタン島、だ。Aになら渡してもいいからなぁ〜」
『……ぅん…あり、と。』
フ (敬語、じゃあない、だと…！！)
Di (うわ、おっさんキモ…)
今だにふわふわする頭でどうにか目の前の布団を抱きしめ、暖をとる。
何だか硬い気がするが気のせいだろう。
まあ、大統領のお布団なのだから高価な代物ゆえの硬さだろう。
フ「A、っ、近…柔らかい…可愛い…」
Di「A！！俺を抱きしめながら寝てくれ！！そんなおっさんはやめとけっ！！！」
なんだか周りが騒いでるように感じるが、私は眠いのです。
あと、少しだけ…
吉「君たち、朝の6時だぞ！！うるさいにも程があるぞ…って、」
Di「吉良！いいところに来た！あのロリコンをどうにかしてくれ！！」
吉「ファニー…」
フ「ちがう！！これは不可抗力だ！！」
吉「…ディエゴ、そうなのかい？」
Di「な訳。さっきまで可愛いやら柔らかいやら言ってたんだからな！」
吉「まあ、どさくさに紛れて抱きしめ返してるあたり
Guiltyだな。」
フ「なっ、」
吉「A、少々早い目覚めだが、起きなさい。先にディエゴと下の階に行ってくれ。」
『吉良さっ！？おき、起きます！！』
唐突な吉良さんの声に心臓がこぼれ落ちたかと思った。本能のままに急いで起き上がる。
Di「よ、よ〜し、A、行こうか〜」
『ふぁ、ふぁい…！！』
フ「待て、今の吉良と2人きりは…！！A、助けてくれ…」
Di「良い子のAさんはこちらへ〜」
吉「A？僕の言うことをきけないのかな？」
ひぇ…ジャパニーズ般若とは彼のことでしょうか？ものすごく怖いです、ボスぅ…。
『…、う。っ、ごめんなさい、ごめんない。ファニーさん。』
Di「ざまあww」
フ「爬虫類…！！」
重たい罪悪感を抱えながらディエゴさんと下の階へと降りる。
『…ごめんなさい、ファニーさんんん…」
Di「いや、アイツに非はちゃんとあるからな。」
ファニーさん…本当にごめんなさい。
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ぱみ(プロフ) - ありがとうございます…！！頑張っていきます！！ (12月22日 23時) (
レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
兎(プロフ) - 応援してます！頑張ってください！！ (12月22日 22時) (レス) id: 0558b064c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - わわ…こちらこそグラッツェです✨これから頑張ります！！ (12月22日 18時) (レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
推しの命は私の命 - 荒木荘✨これからの展開が楽しみです！供給をグラッツェ！ (12月22日 17時) (レス) @page3 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱみ | 作成日時：2023年12月22日 15時
