ラスボス達との生活

心配 ページ17

-side ディアボロ-



　思わずため息が出てくるのはしょうがないと思う。


　やっとの思いで、奇跡という形で出会えたA。同居に関しても、吉良も満更でもない表情をしていた。


　

　しかし、だ。



　荒木荘には今まで女性は存在しなかった。故に、うちの雄どもは久方の女性に興味が湧き出している。




　Aは年の割には大人びている。また、可愛らしい容姿をしておりそこらの男が見たら顔を赤くするのは決まっている。 前科があるからな。




　人外2匹はAへ距離を詰めようとしているのが丸わかりである。


　爬虫類は…大丈夫だと思いたい。


　ファニーが1番やばいかもしれない。何だあの表情は。近づきたくもない。
　



　

　と、いう風に私が、Aを守らなければならない。スタンドも上手く使って、守らなければ。


　
　なんて考えても現実は真逆であり、私がAに守られているのが事実である。

　現に今も…




　『カーズさん！ボスを襲うのはおやめ下さい！』



カ「まただ…また、体が重い…」



D「スタンド能力…！ほほう、ますます興味深い。」



　((彼女もスタンド使い…！！))


　




　自分が情けない、なんて思っていると玄関の扉が開く音が鳴り響く。







　「ボス〜！ただいま帰りました〜！！」





　ドッピオだ。私のかわいいドッピオ。だが、バットタイミングだ。この混乱した状況でドッピオが入ってきてしまったら…





　『ドッピオ、君？ ドッピオ君！！！』



ド「A…！！ついにここに辿り着いて…？」







　タッとAはドッピオの元へと駆ける。
　
　ああ、ドッピオ、A…




　仲がいいのは嬉しいのだが、Aが目の前から退いてしまうと…






カ「食べればよかろうなのだァァァァ！！」










　こうなるんだよな。

番外編　年越し1→←視線

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す