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ぎゃっぷ ページ12

-side吉良-


 キリキリと胃が悲鳴をあげている。とりあえず、胃薬を飲みたいのだが…。



 『答えろ。なぜ、殺した』



 初めて、少女の顔を見た。
真っ赤な瞳がギラリとカーズを睨んでいる。可愛らしい顔立ちをしており、シワが寄っていてもったいない。まあ、シワの原因はカーズなのだが。





カ「ハッ、たかが人間ごときの質問。このカーズが答えるとでも?」


 『そうですか…』



 そんな返答と共に押し潰される力が増してきた。
これは…昼食のハンバーグ弁当が出てきそうだ…。






吉「おい、カーズ!いいから謝れ!私は平穏に暮らしたいんだ! ただでさえ、お前たち人外のせいでろくな生活じゃないんだ!」



 トラブルは面倒だと遠回しに伝えるが、カーズは無視。 あぁ、もうキラークイーンを使いたい。



 そんなうわ言を考えていると、ディアボロの声が響く。











デ「A、落ち着け。コイツらは俺の同居人だ。」



 『ボス!? 良かった…。…私の早とちりでした。失礼いたしました。申し訳ございません…』




 少女の謝罪と共に、体が軽くなる。そのままの勢いで、起き上がる。




吉「はぁ…ディアボロ、説明が欲しいのだが?」



デ「あぁ、すまない。今から説明する……
  A、ステイ。落ち着け…」



 『すみません…』






 まるで狂犬と飼い主だな、と謎の解釈が生まれる。まあ、あながち間違いではないだろう。











デ「実はかくかくしかじかでな…」



吉「なるほど。それでこれからここに住むことになるのか……ふむ……は?」




デ「元々、Aもドッピオやディエゴの立場のようなものだ。いずれはここに来るのは決まっていた。」




吉「…しかし、」







 そもそもの話、部屋が足りないと言う現実がある。さらに、先ほどかなり痛めつけられた相手をすぐに信用するのは不可能。


 個人としては、同居は拒否したいところだ。



 しばらく、沈黙が流れる。彼女をどうするかが意見の食い違いが起き、面倒くさくなっている。どうしたものか…



 そんな中、沈黙を破ったのは少女だった。





 『あの…その…先ほどは、すみませんでした。その場の感情のみで動いてしまっていました。お怪我や痛む箇所はありますか?』





 しゅん、という効果音が付くぐらいに、顔を悲しそうな表情に変える少女。



 先ほどの表情とは全く正反対の表情に固まる。
 こ、れは、世にいうギャップというものだろうか。




 柄にもなくドギマギして、視線を変えるためにカーズの方へ視線を向けると、カーズも心なしかそわそわしているように見えた。

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ぱみ(プロフ) - ありがとうございます…!!頑張っていきます!! (12月22日 23時) (レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 応援してます!頑張ってください!! (12月22日 22時) (レス) id: 0558b064c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - わわ…こちらこそグラッツェです✨これから頑張ります!! (12月22日 18時) (レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
推しの命は私の命 - 荒木荘✨これからの展開が楽しみです!供給をグラッツェ! (12月22日 17時) (レス) @page3 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱみ | 作成日時:2023年12月22日 15時

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