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柳生「カウンセラーの件、申し訳ございませんがお断りさせて頂きます。師匠がいるので」
齋藤「悩みも解決したようですし、良かったですね」
柳生が保健室を出て行ったあと、齋藤コーチに聞いてみた。
貴「睡眠不足が悩みだったのか……？一応、もう一人のカウンセラーに相談した方が…」
齋藤「もう既に呼んでますよ」
ニコリと齋藤コーチは笑った。
……合宿所にカウンセラーらしき人は来てなかったはずだけど…。でも柳生の悩みが解決したならいっか！
＊＊＊
貴「えーっと、音楽とか映画は柳生の好みに合わせて……」
柳生「さすがです師匠」
昨日のことについて柳生に色々と聞かれている。ちょいちょい柳生が照れるのが謎だ。
貴「そういやその本、面白かったか？」
柳生「えぇ……一気に読みましたよ。
私の一番好きな本になりました。」
宝物を見つめるかのように、その本を読んでいる。
貴「俺、本見るのあんまり得意じゃないんだ。だからその本は柳生が持っててくれ」
柳生「師匠……私に気を使ってそんな嘘を……。
分かりました！お言葉に甘えて大切にします！」
いや、嘘じゃないんだけど……。
キラキラと俺を見つめる柳生の視線に、耐えきれなくて俺は目を逸らした。
手塚「……師匠」
そこには真顔……いつも真顔だけど、若干怒っているように見える手塚が立っていた。
手塚「いつの間に弟子をとったんですか。どうして俺以外に弟子をとったんですか。俺以外の弟子は必要ですか。」
淡々と言ってくるのやめろ！
あの頃は誰かに師匠と呼ばれたいブームだったのだ。それに付き合わせてしまったのは申し訳ない。
貴「悪かったって。でもそもそも俺は、弟子を破門にしたはずだし、手塚が勝手に呼んでいるだけだろ？」
手塚「……」
柳生「そうですよ、手塚くん。つまり、師匠の弟子は私だけでいいそうです」
お前もだよ柳生。
この後は弟子対決が始まったので、俺は部屋に戻った。……普通に呼んでくれないかなー？
〜〜〜
リクエスト
【紳士ぶりを見せようとするが逆に夢主に紳士的な事をされる柳生】
少し長くなりましたが終わりです！
シチュだけで萌えたんですが、上手く書けませんでした…。
第2の手塚が爆誕！
補足ですが、男主はコーチなのでJAPANのジャージを持ってません！(というか貰ってない)
普段は半袖短パンで寒い日は氷帝ジャージを着てます。
#可愛いうリクエスト
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作者名：そらの | 作成日時：2020年1月3日 23時
