足取りままならず君に沈没01 ページ38
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今ならいけるかなあ...？
これ、30分後に思ったこと。
千鳥足とはまさにこのことか、とひとりで頷く。
となりに誰かいるわけでもなく、複数で飲みにきたわけでもない。
俺しか、彼を介抱するものはいない。
はあ、と小さなため息がこぼれた。
恋人にそんな態度もどうかと思うけど、酔っ払った松本なんてめんどくさいことこの上ない。
「松本、帰るよ」
ふらふらして、あちこちでぶつかっている。
勘弁してよ、家までたどり着かねえよ。
よろ、立ち上がる様子を見せたが、また何かしでかすと思い力ない腕を引っ張る。
「松本、そんな飲んだの？」
「...わかんない」
疑問をぶつけるも、松本が呂律が回らないようだ。
「ほら...」
がっしりとした松本の体を支えながら、一歩踏み出す。
松本の分厚い胸板に触れて、ふと夜の行為が頭を過ぎる。
やば、俺も酔いがまわってきたかと頭を横に振った。
だけどやっぱりクラクラしてきて、俺も正常でないことを知る。
少し目線を上げればホテルがあって、そのまま松本を連れ込んでしまいそうなところを踏みとどまった。
道端でタクシーを拾って、そのまま俺の家に向かった。
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「ついたよ、ねえ、ちょっとここで寝るなって」
タクシーから降りて、やっとの思いで玄関までたどり着いたのに。
松本は玄関でそのまま寝てしまいそうだ。
「松本、ベッド行こう」
「...よってるからたたないかも...」
一回締めてもいいかな。
いや、相手は酔っているし、恋人だし。
俺も酔ってるから加減できないし。
松本を引きずりながらベッドにたどり着く。
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ぽっぷ(プロフ) - 血濡れ蛍さん» ありがとうございます！指定をつけてないので深くは書けませんが、これからもエロは入れていきたいと思います。 (2020年11月11日 21時) (
レス) id: 840572d938 (このIDを非表示/違反報告)
血濡れ蛍 - まさに、エロ潤。神ですね。今回の短編も、読ませていただきました。楽しかったです。今後も更新頑張ってください。応援してます♪ (2020年11月9日 0時) (レス) id: 6a8761a84d (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷ(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます。だいぶ前に書いていた作品なので、やっと公開できて嬉しいです。これからもぜひ読んでください！ (2020年11月6日 19時) (レス) id: 840572d938 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - ぽっぷさん、いつも楽しく読ませて頂いております！凶暴な純愛、最高でした(*≧∀≦*)愛の重い話大好きなので刺さりまくりました本当にありがとうございます！また好きなお話が増えました(*´-`)次の短編も楽しみにしております！ (2020年11月6日 3時) (レス) id: 9c40c8115a (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷ(プロフ) - おしょうさん» ありがとうございます！これからもぜひ読んでください！ (2020年11月5日 18時) (レス) id: 840572d938 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2020年11月4日 22時
