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今日は翔くんがバイトだから、俺はひとりで帰宅。
明日は土曜日だし、今日は夜ふかしができるからDVDを借りに行こうと寄ったレンタルショップ。
今回は何を借りようかな。
前はアクション映画を借りたし...。
ドラマでも借りようと通った先、そこには男のロマンの場所。
えっちなDVDがいっぱい置いてある大人のブース。
借りる予定なんてないのに、ついつい足を踏み入れてしまうのは男の性だ。
このブースに入れるようになったのもここ1年のこと。
翔くんが大好きだけど、やっぱり女の子の体も好きで。
たまーに借りてみたりもする。
でも今回は、男ものを借りてみようかな...。
翔くんとまだそういうことをしたことないし、俺もイマイチよく分からないし。
勉強を踏まえて、男同士のブースに勇気を振り絞って足を踏み入れた。
｢わーお...すごい...｣
パッケージから何から、男同士の絡み合い。
男が男のモノを舐めていたり、男のモノが入っていたり。
今まで男女の物しか見てこなかった俺にはなかなか衝撃的で刺激的だった。
｢俺も翔くんとこういうことを...｣
したいとは思っている。
そのための勉強だ。
そう思ってひとつDVDを取ろうとしたとき。
あるパッケージが目に入った。
『いかされ地獄』
このDVDを手に取ったのは、何もこの如何にもなタイトルに惹かれたわけではない。
手にしたDVDをじっと見つめる。
周りからしたら、俺はただの同性愛者だろう。
そんなことはどうでもいい。
｢.........え...？｣
パッケージに映る男に組み敷かれている男。
それが、翔くんに激似だった。
・・・・・・・・。
いや、てか翔くんだ。
はっ？翔くん？
翔くん...？
え、これ俺の大好きな櫻井翔くん？
｢.........はああああ！？｣
大人のブースでこんなに大声を出してしまった俺はもう変態になってしまう。
急いでこのDVDをかごにいれて、俺は初めて男同士のDVDをレンタルしたのだった。
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2016年8月25日 21時
