教室に閉じ込められた件について＋α【あんスタ】 (ページ25)

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続きページ25

夏目「ふふっ…」

「えと…すみません」

夏目「なんで謝るんだい？むしろこちらとしては興味が湧いてきたヨ」

興味？さっきの言葉のどこに興味が…あ、発言からしてコイツヲタクだなってか。確かにヲタクだけど

夏目「いきなりこちらの世界に呼んでしまって申し訳ないネ。いきなりすごい発言を今からするから聞いて驚くと思うが、話してもいいかナ？」

「え、あ、はい」

夏目「ありがとう。実は先ほどとある実験をしていたんダ。そしたらまさかの

【君がいる次元と繋がってしまったようなんだよネ】」

「私のいる次元…それってつまり2次元とか3次元のこと…？」

夏目「そう、2次元と3次元」

「でも、ぶっちゃけ言えば夏目さんとか…」

夏目「気軽に夏目って呼んでもらって構わないヨ」

「な、夏目くんとかはイラストレーター？とかで作成されたんじゃ…？」

夏目「現実的な話だネ。まぁ確かに僕たちはあんさんぶるスターズというアイドル育成校でだんだん才能開花していく物語ダ」

「じゃあなんで…」

夏目「さっきも言ったでショ？2次元と3次元が繋がってしまった…って」

「(嬉しいようなそうでもないような…)」

夏目「…で、なんでわざわざ僕が君を選んでこっちに連れてきたかってこト」

「あ、それ私も思った」

夏目「選んだ理由は単純だネ。１つ、その繋がった入り口の先に君の部屋があったかラ。

２つ、そこで君が僕のことを何回も呼んでいたかラ」

「(単純な理由…)」

夏目「だからただの偶然ダ。君とこうして会話しているのも、顔を見ているのモ。

連れてきた理由は、ただ単純に実験してみたかった…ただそれだけだヨ」

「例えば…？」

夏目「興味津々だネ…例えば、そうだな…本当に僕と君は一緒の人間なのか…とか、」

ヤバい

この状況は…

夏目「例えば、『キスをしたら君は顔を赤くするのか』…とかネ」

じわじわと顔が赤くなり暑くなるのを感じる

夏目「あれ、まだ実験していないのにもう赤くなってる…ダメだヨ、まだ実験していないんだから平常心でいないト」

肩を優しく押され、後ろに倒れこむ。後ろにビーズクッションがあったのが幸いだ

「えっと、夏目さん？」

夏目「夏目って呼んでヨ」

「夏目…あの、今から何を？」

夏目「何って…実験さ。遠くから実験するのもいいけど、たまにはこうして自らで実験する必要もあるからネ」