何故か私の部屋に男物のおぱんつが落ちてたんですがそれは【轟焦凍】 (ページ30)

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気が付いたら朝だった。
自分のベッドの上で服を着たまま眠っていた。

あの後どうやって自分の部屋まで行ったのか覚えていない。きっと放心状態のまま部屋に戻ったのだろう。

時計を見ると、もう準備しなければならない時間だ。今日は平日、学校がある。

頭がズキズキと痛む。

『……はぁ、休もうかな。今日』

ボソリと無意識に呟いた声に、またため息が出る。

手だけを動かし、机の上から鏡をとる。

鏡で確認した顔は予想以上に酷く

目は赤く充血して腫れが目立ち、髪はボッサボサの荒れ果てた状態。

『……最悪』

もう、今日はいい。

ていうか、雄英にいたくないな。

気まずすぎだし、もう、精神面に攻撃されたら、すぐにポロポロと何かが崩れてしまいそう。

ベッドから起き上がって携帯を手に取る。

プルルルル、と電話を掛ける。勿論相手は相澤先生だ。業務用の連絡先を教えて貰った。

「……はい、もしもし」

受話器の先から声が聞こえる。

『相澤先生、Aです。……私今日体調悪いんで休みます』

「……仮病だな……。はぁ、合理性に描けるようなことをすんなよ、馬鹿か」

すぐに見抜かれた嘘に、内心ドキドキしながら話を続ける。

『違います…………ちゃんと、しんどいです』

「…………そうか。じゃあ見舞いに行ってやるから寝とけよ」

じゃ、と言ってガチャりと切られた電話に目を見開く。

いや……え？

困惑しながら頭をフルスピードで働かしたが、ズキズキと頭が痛むので、取り敢えず考えることを放棄して寝た。