Nirvana.

05. ページ6

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｢あ！Aさんだ！｣









｢うん、僕だよ｣









とくに用事はないけど



なんだか庭に帰りたくなって









久しぶりににみるこどもたちは眩しくって









この子たちが絶望しないように




普通に、生きれるように









僕が、護るんだ









｢ねえ、Aさん｣









｢ん、どうしたの｣









｢二福のお兄ちゃん、｣









｢もう僕らに会いに来てくれないの？｣









｢………二福、｣









｢お仕事忙しいみたいなんだ｣









｢いい子にしてればすぐに会いに来てくれるからね｣









▽









▽









▽









｢神堂さん｣









｢わ、宇井くんだ｣









｢……次、よろしくお願いしますね｣









｢こちらこそだよ｣









｢指揮するのは宇井くんだしね｣









｢頼りにしてる｣









｢煙草、吸いすぎないように｣









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