告白３３ ページ39
轟「てめぇは………Aをお母さんのようにするつもりか………！？」
エ「何だ？好きなやつと結婚できるんだぞ？嬉しいだろう」
轟「Aがてめぇに傷つけられるくらいなら……結婚なんざしねぇ……！！」
エ「傷つける？俺はそいつを気に入った。なのに傷つけるわけがないだろう」
轟「気に入ったのも「個性だけ」だけだろうが……！てめぇは……そうやって繰り返すのか！！」
何の話か分からない………。とにかく、焦凍さんに事情を聞いてみよう……。
「し……焦凍さん。昔、エンデヴァーと何があったの？」
轟「………」
焦凍さんはぽつり、ぽつりと話してくれた。その内容は、とても酷く悲しかった。
「そ、そんなことが……」
轟「こいつが興味あるのは個性だけだ……結婚に賛成してるのも、お前の個性が気に入っただけだろうな……！」
…悔しいけど、声が出ない。「ふざけんな」って言ってやりたいのに……！！
エ「それより、子供ができた時のことだが」
「……え？」
エ「お前と焦凍の間に子供が産まれたら、俺が面倒を見てやろう。きっと、強い個性を持った子供が産まれる……そうすれば、オールマイトを越える人材になる！」
轟「ふざ、けんなっ……！俺にオールマイトを越えろって厳しくしてきたくせに、その子供にまで背負わせる気か！俺だけで充分だろ！！」
エ「実際、お前は炎を使ってこなかった。オールマイトを越えようとしなかった。なら、その子供に背負わせるしかないだろう」
轟「てめぇっ………！！」
「焦凍さん、待って」
轟「……A……？」
「……私は所詮他人……貴方達の家庭の事情には首を突っ込んだりできません」
エ「当然だ。それがどうした」
「でも、焦凍さんと子供に関しては違います」
エ「……何だと…？」
「二人は、”私の”家族です。関係のない貴方は口を出せません」
エ「夫の父親だぞ。関係ないわけが……」
「私は、自分の夫や子供を傷つける人を身内だと思えません。なので、これから“私達の“家庭には首を突っ込まないで下さい」
エ「……！焦凍、やはり結婚には反対だ！こんな生意気な女など……」
轟「……やっぱりAは強いな」
焦凍さんは笑って立ち上がった。
轟「帰るだろ？送る」
「………ありがとう……」
エ「待て焦凍！」
轟「てめぇを呼んだのは、忠告しにきたからだ。俺は、てめぇみたいに間違えねぇ、悲しませねぇ…！この先、Aに何かしたら……いくら親だろうと潰す……！！」
ぽかん、としたエンデヴァーを他所に焦凍さんは車に乗った。
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クレア - 台本書きの小説はあまり読まないようにしてたけど…つい全部見てしまいました。面白かったです。 (2021年8月5日 14時) (
レス) id: d053ae9ff0 (このIDを非表示/違反報告)
きなこもちもち(プロフ) - 私のために争わないで！で吹きました (2018年8月1日 12時) (レス) id: f4cb5f352d (このIDを非表示/違反報告)
ももくま。(プロフ) - 雑談で、僕、夜も気になってきになって...が誰かわかんない..w (2018年7月30日 22時) (レス) id: c45afba8c7 (このIDを非表示/違反報告)
キルア - 最初ほんとどうなるかと思いましたがハッピーエンドになって良かったです！かっちゃん可愛い(涙) (2017年11月25日 23時) (レス) id: e4b26041ab (このIDを非表示/違反報告)
おこじょ*(プロフ) - ど、どうやってエンデヴァーを納得させたんですか……??? (2017年9月18日 17時) (レス) id: 5a5529bf7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち | 作成日時：2017年8月16日 12時
