わたしの歌ときみの声２ (ページ4)

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10歳、小学4年生になったわたしは

家にいてもどうせ一人だから

部活に入ろうと思った。

わたしが通っていた小学校には

合唱部とバスケ部があったから

もちろんわたしは合唱部に入ろうと思ったんだけど

母「合唱部？！合唱部はやめときなさい。
あそこの合唱部強いんだから。きっとついていけなくなるわ。
Aは合唱部よりも、バレーのほうが向いてるとママは思うわよ？

ほら、ちょうどこのチラシもらってきたの。すぐそばのバレークラブ。
どう？ここに入ってみない？」

…と、言われてしまった。

でもパパは

父「Aは合唱部がやりたいんだろう？
だったらやらせたらいいじゃないか！自分のやりたいと思うことじゃないと、続かないよ。」

と、味方になってくれた。

そのワンプッシュがあったからかわからないけど

ママは、わたしが合唱部に入ることを許してくれた。

バレークラブには、蒼飛が入ることになった。

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合唱部に入部しても

相変わらずパパとのギターレッスンは続けていた。

平日は、わたしもパパも忙しいから

自然と週末にやることになった。

父「今日は久しぶりのこの曲を持ってきたぞ！
スピッツのチェリーだ！！」

『わ！わたしチェリー好き！
♪愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよ』

父「さすが合唱部だなぁ！いいよいいよっ！
前よりも歌が上手になった気がするなぁ」

『パパ、わたし合唱部に入ったの1ヶ月前だよ？笑』

父「A、何事にも、年月は関係ないんだよ。
大事なのは、気持ち。忘れないでな」

『うん、わかった！気持ちね！』

父「本当にわかったのか～？笑」

『わかったわかったー』

父「適当に流しやがって～！そんな奴はくすぐってやるっ！
こ～ちょこちょこちょこちょ」

『わっ、パパ、やめ、あははははは！！』

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