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「ブスのくせに何ヘラヘラ笑ってんだぁ?」
いつものように私の所へ来る彼にそう言われた
「不細工が調子乗って、キモいんだよ」
「………」
鬼を倒した任務終わりに彼にそういわれた
同じ任務を終えた仲間たちはそんな私を見て嘲笑した。
そりゃそうだ、柱にこんなこと言われてる人にかける言葉なんて無いもん
てかそもそもなんで柱がこんな所にいるの?
「そんなもん作ってどうする気だぁ?お前が作ったものなんて誰も食べるわけがねぇだろ。周りに迷惑かけてるの考えろ」
「いや…ただ私は皆に任務終わりだしお腹すいてると思ったから、おにぎりぐらいでも食べてもらおうと…」
みんなとも仲良くなりたいし、味の保証はわからないけど…
そう言うと
「黙れ。お前みたいな足でまといで鬱陶しいだけの女が作ったものなんて誰も食べたいと思ってねぇよ、
誰にも相手にされねーから柱の俺が同情してそばにいてやってんのにお礼も言えねーのか?」
「………」
だったらほっといてもらえないですか?
あなたに側にいられるくらいなら、一人の方がよっぽどマシです。
そもそも柱であるあなたがなんでこんな所にいるんですか?
私に構う暇があるなら柱を必要としている人達に手を貸してあげればいいのに、
なんて喉まで出掛かっていた言葉を飲み込む。
「…何だその顔?なんか文句でもあんのか?」
「別に…なんでもないですけど」
言いたくても言えない…
「ッチ、、階級も上がらない出来損ないが俺の幼なじみとか恥ずかしすぎるんだよ
ほんと、お前を見てるとイライラする」
「……はぁ…そうですか…」
「こんなお前でも見捨てずにいてやってんだから、少しは俺に感謝しろよ、じゃあな」
そう言うと彼は一瞬にしてどこかに消えた
「………
少しづつだけど一応庚まで上がったんだけどな…」
小さい声でそう呟いた
そんなに嫌いなら鬱陶しいならイライラするなら
私のことなんていちいち気にかけず柱として鬼を倒すことだけ考えてくれればいいのに。
人を助けるために生きていけばいいのに、それなら私は1人になったとしても全然構わない
だって私も、あなたのことが大嫌いだから。
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ジェリー - ありがとうございます!宇須さんのお話も楽しみにしています(≧▽≦) (2020年11月18日 18時) (レス) id: f794759a3a (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ジェリーさん» ありがとうございます!過去ですかね!?遅くなってしまうかもしれないですが頑張ってみます! (2020年11月18日 15時) (レス) id: 11049d159f (このIDを非表示/違反報告)
ジェリー - 完結おめでとうございます!ちひろさんが書くヤンデレ不死川さんが凄く好きだったので、良ければまた読めたら嬉しいです!不死川さんはどういうきっかけで好きになったんだろう、と主人公と不死川さんの過去も気になりました!勝手なお願いで、すみません( ノД` (2020年11月18日 8時) (レス) id: f794759a3a (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ジェリーさん» 最新話まで読んでいただき嬉しいです!他の作品も作っていきたいので短編にしてますよ!出来たら長編も挑戦してみます! (2020年11月16日 21時) (レス) id: 11049d159f (このIDを非表示/違反報告)
ジェリー - この後どうなるんだろう…とドキドキしながら最新話を見ました!!!短編小説と書かれていましたが、ぜひもっとお話を読みたいとまで感じました! (2020年11月16日 20時) (レス) id: f794759a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せどま | 作成日時:2020年11月13日 3時