5話 ページ6
「では、家の案内でもしましょうか」
「あ、はい!」
椅子から立ち上がり、廊下に出る。
「ここを曲がった所が洗面所です。奥に浴室があります。そこが小生の書斎で、そこが寝室です。」
「分かりました。」
結構広いんだなあ…流石売れっ子の小説家さん…
「Aさんにはそこの部屋を使ってもらいましょう。」
「…」
さ、さすがに一緒じゃないよね!良かった…
「一緒じゃなくてガッカリしましたか?」
「し、してないですっ!!」
幻太郎さんがふふ、と笑う。
もう…この人は…
「じゃあ、ちょっと居間に戻りましょうか。」
「分かりました。」
再び椅子に座る。
「では、家事の分担ですがどうしますか?」
「え、えと…私は、一応嫁なので…私がやります!」
幻太郎さんはうーん、と少し考えてから
「でも、Aさんははまだ学生ですし帰りが遅い日とかもありますよね。それに、あなた料理できるんですか?」
……盲点でした…
「いつもは…お手伝いさんがやってくれてて…」
「出来るんですか?」
「…ムリデスネ」
私…何も出来ない嫁なんて…そんなの駄目!
「出来るようにします!」
「じゃあ、今日は小生が作りますね。…今から買い物に行きますから。何か苦手なものは?」
幻太郎さんは優しくそう言ってくれた。
や、優しい…
「特にないです!」
「じゃあ、行ってきますね。」
あ、折角なら…
「待ってください!私も着いて言っていいですか?」
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ななこ(プロフ) - 桜花さん» ありがとうございます!そう言って頂けてすごく嬉しいです!これからも読んでくださると幸いです(´▽`*) (2020年3月23日 21時) (レス) id: 61a75fce3a (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - めっちゃ好きです!応援してます!!! (2020年3月23日 17時) (レス) id: f11b8bbdb3 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - ぽちょ汰さん» ありがとうございます!直しました! (2020年3月22日 10時) (レス) id: 61a75fce3a (このIDを非表示/違反報告)
ぽちょ汰(プロフ) - はじめまして! 急に来て感想じゃなくて申し訳ないのですが、38話が抜けちゃってます! (2020年3月22日 9時) (レス) id: dfea619684 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 柊さん» う、嬉しいです…!ありがとうございます(TT)これからも読んでくださると幸いです! (2020年3月18日 11時) (レス) id: 61a75fce3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななこ | 作成日時:2020年3月14日 10時