42話 ページ43
3日後。学校が終わったあと、荷物をまとめた。
そろそろ原稿が終わった頃かな、と思い
家に帰ることにした。
「また、なんかあったら言えよ」
一郎くんが、そう言ってくれる。
「ありがとう。みんな、本当にお世話になりました。」
「なんか修学旅行みてえで楽しかったぜ！
夜な夜なトランプ…むぐぐ」
二郎くんが夜更かししたことをバラしそうになったので、三郎くんが必死に止める。
「お？お前らやっぱり…」
「あ！私、そろそろ行くね」
一郎くんの雷が落ちそうだったので、急いで話題を逸らす。
「ああ、気を付けろよ」
「うん！」
電車に乗り込み、幻太郎さんのことを考える。
なんか、初めて家に行った時を思い出すな…
…あの時から、私達の関係は変われているのかな。
それとも最初から全部上辺だけだったのかな？
何となく、そんなことを考えてしまう。
「ただいま…帰りました。」
居ないのかな…？
どこからも物音がしない。
「…A、さん？」
幻太郎の声だ。
「はい。私です…？」
言い終わるか終わらないかくらいで、幻太郎さんの部屋が開き、
中から酷くやつれた様子の幻太郎さんが出てきた。
そして、靴も履かずに玄関まで来て
私を抱きしめた。
「…いっ、…痛いです…」
「…良かった……出て行ってしまわれたのかと…」
…へ？
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ななこ(プロフ) - 桜花さん» ありがとうございます！そう言って頂けてすごく嬉しいです！これからも読んでくださると幸いです(´▽｀*) (2020年3月23日 21時) (
レス) id: 61a75fce3a (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - めっちゃ好きです！応援してます！！！ (2020年3月23日 17時) (レス) id: f11b8bbdb3 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - ぽちょ汰さん» ありがとうございます！直しました！ (2020年3月22日 10時) (レス) id: 61a75fce3a (このIDを非表示/違反報告)
ぽちょ汰(プロフ) - はじめまして！ 急に来て感想じゃなくて申し訳ないのですが、38話が抜けちゃってます！ (2020年3月22日 9時) (レス) id: dfea619684 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 柊さん» う、嬉しいです…！ありがとうございます(TT)これからも読んでくださると幸いです！ (2020年3月18日 11時) (レス) id: 61a75fce3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ | 作成日時：2020年3月14日 10時
