41話 ページ42
時刻は11時半。
10時頃までは3人でトランプなどをやっていたが
三郎くんが机で寝落ちしてしまって、そこからは2人で他愛もない話をずっとしていた。
二郎くんと私もそろそろ寝ようかと思いながらも、
話が盛り上がって気付くとこんな時間になっていた。
「…あ、もうこんな時間…そろそろ寝よっか」
私が話の途中でそう切り出すと、
二郎くんは「そうだな」とソファから立ち上がった。
「……なあ、A。
あの袴の奴と上手くいかなかったらさ…
うちでこのまま暮らせば?」
急にそんな事を言い出すので、私は一瞬固まってしまった。
「えっ…」
「兄ちゃんも言ってた。
三郎も、別に反対しないと思う。
……もう、あの時みたいに見てるだけは嫌だ。」
「……二郎くん…」
そう言ってくれるのは嬉しい…けど…
「ありがとう。
でも、もうちょっと頑張ってみる。
今は興味持って貰えなくても、きっと。」
「…俺なら、そんな風に扱わねえのに」
二郎くんが小声で何か言った。
「えっ、何て言ったの?」
「……頑張れよって言ったんだよ。」
私は「ありがとう」と言ってから、一郎くんから使っていいと言われた部屋で眠りについた。
**
「…ヘタレ二郎。」
「なっ…!!お前、起きてたのかよ!!?」
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ななこ(プロフ) - 桜花さん» ありがとうございます!そう言って頂けてすごく嬉しいです!これからも読んでくださると幸いです(´▽`*) (2020年3月23日 21時) (レス) id: 61a75fce3a (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - めっちゃ好きです!応援してます!!! (2020年3月23日 17時) (レス) id: f11b8bbdb3 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - ぽちょ汰さん» ありがとうございます!直しました! (2020年3月22日 10時) (レス) id: 61a75fce3a (このIDを非表示/違反報告)
ぽちょ汰(プロフ) - はじめまして! 急に来て感想じゃなくて申し訳ないのですが、38話が抜けちゃってます! (2020年3月22日 9時) (レス) id: dfea619684 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 柊さん» う、嬉しいです…!ありがとうございます(TT)これからも読んでくださると幸いです! (2020年3月18日 11時) (レス) id: 61a75fce3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななこ | 作成日時:2020年3月14日 10時