検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:250,558 hit

丗漆 ページ38

.





「え、ちょ、ちょっと!?離して!?」



これは予想外だ
こんな酷い事を言われれば私に幻滅して身を引くだろうと予想していたのに手を掴んで離してくれない





「だーめ、もう俺のでしょ?」



今更逃がしてはやらないと言うかのように背後から抱き締められ手を絡める




「...普段優しいからって油断してた?」

「あのさ、今回ばかりは俺本気だから」




ほん、き?




「Aちゃんが幸せなだけじゃもう俺満たされないの」

「絶対離してやらない」




「っ...」





どうして
あんなに酷いことまで言って

やっと善逸くんを諦める決心もつきそうだったのに




そんな事言われたら





『殺して欲しくないんだろ?』





いや、私はなんとしてでも善逸くんに嫌われないといけない




「やめてってば...」

「明日、婚約者の人とここにくる
それで諦めがつくでしょ?」




「そんな事じゃ諦められない」

「ねぇ、いい加減にしてよ」

「さっきからその音酷くて耳が痛い」





音?
私を指差すが音なんてしていない





「...兎に角、善逸くん。
貴方の事なんて初めから好きじゃないの。」


「それをよーく頭に叩き込んでまた明日正式なお別れをしよう」





彼を払い退けて私は今度こそこの場を去る


二度目の去り際は思わず涙が込み上げてきた





.

丗捌→←丗陸



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (388 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
802人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

花幡。(プロフ) - あんみさん» ほんとですか!!真実の愛って素敵ですよね〜〜!!!(o^^o) (2020年1月6日 0時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あんみ - すごく良い話〜〜〜真実の愛だよ〜〜(´;Д;`) (2020年1月2日 3時) (レス) id: 70c9f24d2e (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - わぁ!貰われちゃいました((嬉しいですッ!!お優しいですね(;;)更新頑張らさせて頂きますッ!! (2019年12月15日 20時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
し ゅ が ー ち ゃ ん(プロフ) - お気に入り登録、300人目はもらった(((((今回もとても楽しみですッ!!無理の無理のない程度に、更新頑張ってください、ッ!! (2019年12月15日 18時) (レス) id: 43210eb7e5 (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます(*^^*)構成とか何も考えてないので自分でもどうなっていくのか分かりませんが楽しみにして下さっていてとても嬉しいです(;;)そんな、、表紙色塗りもろくにしてないしなんか申し訳ないです、、ありがとうございます! (2019年12月15日 12時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花幡。 | 作成日時:2019年12月15日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。