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「...ふっ......ぁ...は....」




食べられそうな深い接吻に
私は抵抗出来ずにされるがままでいた


苦しくなってきて胸板をとんとん、と叩くとようやく唇は解放された





「ごめん、激しくし過ぎたね」





そうは言っているが悪びれがない
妖艶に微笑み舌なめずりをする鬼はまだ足りない、と言ったような顔をしている





...っ、鬼に解放された今なら




冷静さを失い浅はかな考えで
私は急いでこの場を駆け出した




外に繋がる窓やドアを開けようとするが開かない
開くのは中にあるドアだけだ

術か何かで私を外に出させないようにしているのだろうか





「探索は済んだ?」


「....!?」





振り返ると愉快そうに眺めている鬼がそこにいた





「察している通り、
俺以外は此処を開けれないし閉めれない」






終わった
なにもかも終わりだ



せめて幸せな老後を迎えてから死にたかったな






「...っ...も、もう抵抗はしません。
や、優しく殺して下さい...。」



「え!?いやいやいや!!
だから俺Aちゃんを殺すなんて事しないって
!!」





...殺さない?
さっき言っていたのは嘘じゃないの?

それに私は名前を名乗った覚えはない






「好き、...好きなんだ」

「どうしようもなく」



「大丈夫。俺がいるから。」

「幸せになろう?」






鬼はそれはそれは甘く優しい笑みでそう言った





.

参→←壱



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花幡。(プロフ) - fstさん» え、え、嬉しすぎます(;;)(;;)ありがとうございます! (2020年3月1日 15時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - 梨杏さん» ほんとですか(;;)ありがとうございます! (2020年3月1日 15時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
fst(プロフ) - え、なに、今まで見てきた中で1番最高 (2020年3月1日 0時) (レス) id: 241f940365 (このIDを非表示/違反報告)
梨杏 - 何これ良すぎでしょ (2020年1月15日 1時) (レス) id: 30541689e7 (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - エリアルさん» えぇ〜!!もう有難いです(;;)感動して頂けるなんて光栄の極みです、、、 (2020年1月5日 23時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花幡。 | 作成日時:2019年11月24日 7時

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