廿蜂 ページ29
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ぱしっと手を掴まれる
「えっ...」
強引に手を引かれ唇を塞がれる
長く長く口付けられ苦しくなってとんとん、と善逸の胸板を軽く叩くとやっと離してくれた
そして少量の涙がつたう私の頬を
羽織で軽く拭ってくれた
「...ちょっと黙ってて」
「は、はひ」
怒りに触れてしまった
有無を言わさない目と目が合う
「...Aの好きはどんな好きなの?」
「俺の好きは一生を添い遂げたい方の好き」
「禰豆子ちゃんも好きだけどそれは守りなくなるような、家族愛のようなもの」
「その、上手く言えないけど禰豆子ちゃんの好きとAの好きは違うんだ!」
「...それに柱の子が好きでも俺は今更逃がさない」
「好きっていうのは軽い言葉じゃないからね」
「...A」
「誰よりも好きだ」
「俺と一生を添い遂げて下さい」
差し出された簪が光に当たり
より一層美しさを際立たせる
その言葉を聞いた瞬間、
堪えていた涙が一気に溢れた
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愛しています(プロフ) - 泣きました(´;ω;`) (2021年9月28日 19時) (レス) @page32 id: 98b7f3f08a (このIDを非表示/違反報告)
かるんとっと(プロフ) - 善逸が告白した時、もう思わず叫んで踊りました。それくらいこの作品が好きになりました! (2021年5月8日 22時) (レス) id: e2a15ae5f0 (このIDを非表示/違反報告)
むいくんガチ勢 - サイコーでした! (2020年10月9日 17時) (レス) id: 161ba2dcae (このIDを非表示/違反報告)
香穂(プロフ) - 素敵… (2020年9月7日 19時) (レス) id: 543bb812b9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - 善逸ううう(強制終了)可愛い!もうこの世に悔いはない。 …逝ってきます (2020年5月12日 18時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花幡。 | 作成日時:2019年11月3日 0時