学年トップの裏の顔[ 花 巻 貴 大 ]

君の名前… ページ8

『終わらないね…』


｢2人でこの量だからな。｣





『やっと4分の1終わったよ。』




｢ちょっと休憩するか。｣







しおりのページ数は48枚。


クラスの人数は39人＋予備で40冊分



やっと10冊終わったところだった。



『貴大…あのさ、私ね好きな人がいたの。』




いきなりでびっくりした。




｢うん、それで？｣





『中学2年生の時、告られた。』




｢へぇ、良かったじゃん。｣






『それがさ、嘘だったんだよね。』




｢え？｣


『その時、私立の学校なんだけど、だれが学年トップの咲宮をおとせるか。って賭けられてたんだよね。』






｢なにそれ、最悪じゃん。｣




『しかも私…』





松川｢おい、花、手伝いに来てやったよ。｣





今聞き出せそうだったのに…



手伝いに来てくれたのはいいけど

許さねぇ、松。





及川｢やっほーまっきー！及川さんも来たよ〜
え、その子がとっぷの咲宮ちゃん？よろしく！まぁ知ってると思うけど俺は及川徹。咲宮ちゃん下の名前は？｣



岩泉｢うっせぇクソ川、悪かったな咲宮。てか、花巻が迷惑かけてねぇか？｣



｢かけてねぇよ。｣


『むしろ助かってますよ。及川さん？下の名前はAって言います。』


及川｢へぇ、Aちゃんか。何？まっきーの彼女？｣


｢ちげぇよ。｣


『違いますよ』






Aが塾メンバー以外で話してるところ

初めて見た。




相変わらず猫被ってんな。





及川｢なーんだ。違うのか。てかAちゃんメガネ外したら可愛いんじゃない？｣


『いえ、そんな、』



｢まぁとりあえず、3人で24枚まとめてAがそろえて、俺がホチキスでとめる。いいか？｣









松川｢A？…どうゆう事だよ花。









お前咲宮のこと下の名前で呼んでんのか？｣

俺の名前…→←壁の厚さ…

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