アイノユウヒ2〜family Love〜

涼介side ページ3

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侑「今日帰ってくるんでしょ？」

涼「そう、やっとだよ〜」



3日間、修学旅行で慧ちゃんも大ちゃんも居ないからつまんなかった

行ってきますも1人だったし、ご飯も2人が居ないだけでめっちゃ静かに感じるし、ゲーム相手もいない



涼「ただいま〜」


まだ帰ってきてないかな、と思いながらリビングへ行こうとすると


光「おかえり、先に手洗っておいで」


とひかにぃに言われてしまったので荷物を置いてから先に手を洗う

腹減った〜と言いながら夕飯のいい匂いのするリビングへ入ると


ガチャ


慧大「おかえりー！！！」

涼「え！え！もう帰ってきたの！？」


まさかの2人が飛びついてきてビックリした
静かだったからてっきりまだ帰ってきてないと思ったよ


光「脅かしたかったんだって笑」


アホらし、と笑うひかにぃだけど、俺はちょっと嬉しい
やっぱり2人がいるだけですんごい明るくなるから


慧「涼介俺らがいなくて寂しかったぁ？」

涼「っんなわけねーだろ」

大「耳真っ赤だけど笑」


素直に嬉しいと言えないところは、俺だって思春期真っ只中なんだから許してほしい


慧「そんな涼ちゃんにお土産でーす！」


そう言って渡された袋を覗くと…


涼「わっ！やった！ちんすこう！紅芋タルトもあるじゃん！嬉し！」

光「お菓子買ってきたのー？これ以上涼介太らせないでよ〜」


キッチンからひかにぃの声が聞こえてきたけど、こればっかりは無視しよう


大「俺からは女子力高めな涼介に沖縄のバスソルトとシーサーマスクをプレゼントしよう」

涼「え！すげー！さっそく今日使うわ」



さすが俺のことをよく分かってる
俺の欲しいものばかり



慧「ま、涼介来年行くけどね」

涼「来年も食べれる！」

大「幸せなヤツだな」



それから宏太が帰ってきて、久しぶりに5人で食卓を囲った

デザート代わりにお土産の紅芋タルトをみんなで食べながら2人の思い出話を聞いたりと、とても楽しかった





大「んでね魚がこぅ、バーッといて！」

慧「大ちゃんじゃその凄さ伝わんないよ、でっかい魚がザーッといたの！」

光「いや、2人とも同レベルだよ」

宏「とりあえず楽しかったみたいで良かったよ」



こういうイベント事はあまり好きじゃない慧ちゃん

その慧ちゃんからこんなに楽しい思い出話が聞けて俺まで幸せだ









慧「いけー！」
涼「大ちゃんには負けないよ」
大「おい涼介その顔で言うな」

その日は貰ったシーサーマスクをしながらゲームをしました

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