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私は学校に行ったって、浮かない顔で、ずっとボーッとしていた。

「ねぇ、大丈夫?」

『え?あ、うん大丈夫だよ。』

家に帰っても妹にとても心配された。

顔に出るのどうしても直らない。
今日、病院に行くか迷った。
別に電話して確認すればいい話だけど、電話することさえ怖かった。
これで電話に出なかったら…

私はスマホを握りしめて少し涙を流す。

「おねーちゃんって判断力無いよね」

そう言い妹は私のスマホを持ち、パスワードを簡単に開け、誰かに電話している。

電話…?

「しようか迷ったなら、するべきでしょ」

と、スマホを渡された。
表示されてるのは夢波くんに文字
「もしもし」

夢波くんの声だ。

「どうした?」

夢波くん…の…声…

『ゆ、夢波くんだ』

少し涙声で言う

「泣いてる?」

『うん…声がちゃんと聞けて安心した』

「A…会いに来て」

私は嬉しくて、勿論うん、と言った。

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作者名:如月ナツキ | 作成日時:2022年1月14日 22時

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