検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:6,721 hit

. ページ29

夢波くんが私を抱いた後、泣いているように見えた。

私は急いでお母さんの所に行った。

「あら、もう大丈夫なの?」

『はい、すみませんいきなり押しかけて』

「いいのよ、あの子もあいたがつていたから」

無言の空、綺麗な星。周りに光が無いからよく見える。


「Aちゃんと再会した時、あの子とても喜んでいたわ、嬉しいそうに話していたの、ありがとうね」

『いえ、私は何もしていません』

そう、私はただ話しかけただけ、何もこれっぽっちも何もさしてない。

「久しぶりに見たわ、あの子の笑顔。病気が分かってから笑顔が消えたの」

「あの子はバレる嘘をつくのよね」

『それ、分かります!』

そう、夢波くんはバレる嘘をつく。顔に書いてある、声を聞いたって分かる。

以外に話が盛り上がった。

「病気、治らないんですって、出来ても寿命を伸ばすぐらいしか…」

『大丈夫です!とは言えませんが、奇跡を信じましょうよ』

私だって受け入れることが出来ない。
よく、私のお母さんは奇跡を信じようと言っていた。

夢波くんと離れた時も、言っていた。

本当に奇跡なんてものが起こるかは分からない。
でも、信じてみないと分からないことだってある。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:如月ナツキ | 作成日時:2022年1月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。