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もう、寿命がないのに手術をすることに驚いた
｢前回、良くなっていると聞いたのですが｣
｢良くはなっているが、君の親に言われたんだよ手術してくれって｣
｢それってつまり、もう長くないってことですよね｣
｢否定はしないよ｣
俺はなんでも遠回しに言われるのが一番嫌いだ、早く言ったほうが言う側も気が楽になるからだ
十二月は大事な日だ、とても
Aの誕生日だしAからイブの日に出掛けようと誘われている
「必ずですか」
「あぁ、そうしないと残り時間が迫ってくるよ」
「すみません、返事は次回にしたいです」
自分の中で整理させるためだ
「そうだね、急だったものだから仕方ないよな、また一週間後に来るからその時にでも」
「すみません」
先生は少しだけにこりとしてから俺に背を向けず去っていった
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作者名：如月ナツキ | 作成日時：2022年1月14日 22時
