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ホーム 96 サプライズ〜 ページ48

中「こんちは〜、中村です。星七と陽迎えに来ました」
「星七ちゃん陽くん帰りますよ〜」

先生「あ!こんにちは!今日はお2人でお迎えなんですね!
2人ともパパとママ来たよ〜」

娘「マンマッ!」
息「マー!」

中「あの〜パパもいるんですけど」

「パパって言いづらいんじゃない?」

どうしたものか…と悩む中村

「まぁまぁそのうち話すって「ぱぁ」っお?」
中「待って今『ぱ』って言わなかった!?」


先生「星七ちゃんは絵本読む時
良く『ぱぁぱっ!』と指さすんですよ〜!
もしかして、いつもパパさんが絵本読んであげてるんですか?」

中「まぁ絵本も読みますけど、仕事の台本とかも読むんで
絵本と間違えてんすかねぇアハハ」

先生「なるほど!いや〜羨ましいですね!こんな良い声で読んでもらえるなんて!」

中「そ、そうですかぁ?いやなんか照れるなぁ」


………。

「見たぁ陽くん、パパ鼻の下伸ばしてるんですけどぉ」
息「あーや!」

コソコソと中村を見ながら息子と話していると
「伸ばしてませーん(べぇー)」と舌を出し
娘を抱っこして先生に挨拶をして出ていった

私もそれに続いて挨拶をして後を追う

みんなで車に乗り、発車直前に
中村さんが声を上げた

中「え〜ゴホン。これからパパと夢の国行きたい人〜はぁーい!」

娘&息子「「あーい!!」」

子供たちが元気よく両手を上げた
多分中村につられたんだと思う

中「おうおう、手を挙げるのは片手でいーぞー(笑)
お子達は決定ね!あれれ〜、ママは行かないのかな?
んじゃ、ママとはここでバイバイかなぁ?
せっかくチケット2枚あるのになぁ……

………Aは、行きたくねーの?」

「ぃ、行く!行きたい!!」

中村はAの手をとり、チケットを渡す

中「へへ、驚いた?」

「驚きすぎて涙出た」

中「なんで泣くんだよ(笑)
朝行きたいって言ってたじゃん?
ちょうど仕事とんで、なんつータイミングだよwって感じしたから行くっきゃないかなって。
てか、そんな泣くとブスなるぞ」

「ちょっと私の感動返せ??」

中村はAの顔にグイッと近づき
チラッと子供たちを見たあと、頬にキスをした

「ほっぺなんだ…」

中「ここ…がよかった?」と唇を人差し指でふにっと優しくタッチする

こくんと頷くと「素直でよろしい」とキスされた

「うん、満足」

むふっと満足したような顔をしてシートベルトを閉める


中「ほんと、可愛い。つか、…小動物みてぇ…」

「オイコラ聞こえてんぞ?」

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作者名:蜜かん巣 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月26日 9時

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