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ホーム 94 初デート6(番外編) ページ46

中「やっぱ怖いんだろ?今ならやめれるよ?」


Aの様子がやっぱり可笑しいと感じた中村は
ずっと気にかけて、声をかけたり手を繋いでくれたりと
してくれてるのだが、なんせ頑固な彼女は
乗るの一点張り

「気持ち悪くなるだけだもん」

中「なら、なおさらダメだね」

(この後レストラン予約してんのに食べれなかったら
可哀想だし、止めないとだよなぁ)





「……だって…中村さんと乗りたいんだもん……」




口をとがらせ、ツンツンと指どうしをくっつけたり離したり……


中「そんなに俺と乗りたい?」

「うん」

中「………しゃーないなぁ、おまじないしてあげる。
こんなん恥ずかしくて普段しないから
それもこんな人前で……ありがたく思えよ!」


イチャついているカップル風に
今よりも近づき、彼女の肩に手を回し
自分に体半分重なるように抱き寄せ
髪に軽く口付けた




周りに見られてないことを祈る……
(前後に人いる状態)




ぽかーんと空いた口のまま
中村を見上げる




「……嘘、ぇ…っ…///」


中「あーぁ、今めちゃくちゃ可愛い顔してんだろうなぁ?
薄暗くて残念。……な……ナンダヨ……コッチミンナ………//」

まじはっず
やっぱするんじゃなかった


とりあえず、キャストさんに
優しいところとお願いをして乗ることにした



中「すごく、楽しかった」

案外大丈夫だったな、俺
チラッと隣を見ると瞬きもせず
まん丸瞳で一点を見ていた

中「大丈夫?」

「ぅん。ぜんぜーんダイジョブ」

動けるか?と聞いて
手を引き、写真を見てみようと言った

その写真を見ると、なんとあの顔をしていた

中「待って、ずっとあんな顔してたの?」

「酔わないようにって緊張しちゃって、あんな顔になっちゃったね。ウケる」


中「えぇ、面白い。買おうよ。てか、買うわ、待ってて」

「ちょちょちょ待ってよ!?
買うの!?こんな顔した写真を!?」

中「買う買う。絶対買う。てか、早く買ってここから出よう。ちらほら俺らに気づいてる人いるし」

周りを見ると、写真で気づいた人が若干興奮気味で
こちらをチラチラみている


急いで買い物をして、ふたりで店を出た


「アハ…あははっ!おもろ!」

中「こりゃ、バレたかなぁ。まぁいっか。
酔いも大丈夫なようなのでレストラン行こ。
キャラたちに会えると思うよ」


「え!最高かよ!好き!」

中村は少し照れながら「ふふん♪」と鼻を鳴らし、
手を差し出した


中「んじゃ行こうか」

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作者名:蜜かん巣 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月26日 9時

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