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中「でも、俺って血がダメじゃん…………
お前頑張ってんのに隣でぶっ倒れたら
迷惑かけるし、かっこ悪いし……」

「ふふっ」

中「わ、笑うなよ!!
こっちは真剣なのによぉ」

「ごめんごめんっ」

悠一さんなりに
考えてくれてたんだね

「逞しいね、悠一さん。…私は全然ダメだ。
いろいろ考えちゃう…」

中「だから俺が傍にいるんだろ?
俺に出来ることは
声をかけたり、手を握ってあげたり
汗を拭いてあげることしか出来ないけどさ。
お前の不安が少しでも除けるなら
俺も頑張るよ」

「てっきり立ち会いは無理かなって思ってた。
そばに居てくれるだけでいい、
それだけで安心するよ」



悠一さんは
なんでも分かっちゃうんだね

不安がってるから
デートに誘ってくれて
気分転換させてくれた


ほんと頼りになる




中「なぁA、キスしていい?」


コクンと頷き、触れるだけのキスをした。


「悠一さん……たくさん頼っちゃうかもしれないけど、よろしくお願いします」

中「どんと頼れってーの(笑)」


私はギュッと抱きついた

中「おっ///な、なんだ急に…」

好きの感情が溢れすぎて困っちゃうよ

「大好き!」

えへへっと顔を上げ笑顔を向けた


中「な///////」

悠一さんは私の頭を胸に押し付け
照れを隠すように

" バッカじゃねーの……///"

と小さく呟いた



ドキドキと胸の鼓動が私に伝わってくる


「ずっとこの先もこんな風に私に
ドキドキしてね?」

中「……何年経っても俺はお前にドキドキされっぱなしだっつーの、バカ」

「バカバカ言わないで下さいよ」

中「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿……バカ!」

「照れ屋さんですね」



ムスッとした中村は
Aの頬を持ち
ジーッと見つめた


中「…………愛してるよ、A
今もこれからもずっとずっと
俺はお前だけを見てる」

耳元で囁かれ、おでこにキスされる


私は恥ずかしくなって顔を背けたくなった。

なのに悠一さんは頬から手を離してくれない


中「さっきまでの威勢はどうした?」


ニヤニヤ顔がめっちゃムカつく……

中「お前も俺にドキドキしろよな」

「そ、それは悠一さんの努力次第かな!!」

中「おまっ……まったく素直じゃねーんだから」



「「ぷっ」」


あははっと笑う私たち


中「さ、身体が冷える前に帰るぞ」

「そうね、悠一さんの愛の言葉で
身体もポカポカだし」

中「なんか改めて言われると恥ず」

「"愛してるよA
今もこれからも
ずっとずッ「やーめーろー!!」ww」

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作者名:蜜かん巣 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月26日 9時

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